うつ病に行う鍼灸施術
鍼灸によるうつ病施術は、全身の気、血、津液の循環を良くして頭の血流を良くさせます。
現在うつ病治療の特効は判明されていなく研究が進められている段階です。
そのため病院の薬物療法だけでなく第二の医療として鍼灸を選ぶ方が多いです。
理由として薬物を続けて飲むことの不安や早く治りたいという焦りからだと思われます。
東洋医学は薬物療法の考えとは違うため別角度からのアプローチが可能です。
なぜ身体が重く感じるのか、頭と身体が言うことを聞かない状態は、体内のバランスが乱れて正しく機能していないからです。
うつ病は気分の病気ですが、実際には気分以外の症状も多く様々に分かれます。
そのためうつ病だとしても東洋医学の場合は全て同じ結論ではないです。エネルギー不足や血のめぐりが悪いといった感じでその方によって施術方法が分かれます。
ご本人からの訴えと身体から読み取れる情報を基に施術方針を立てますので、細かく状態を見極めていく必要があります。
頭の鍼灸施術
よく驚かれることが多いのですが、頭のてっぺんにも鍼を打ちます。
そんなところに打つの?と思われるかもしれませんが、頭の鍼灸は心地よい刺激です。
特に現代のストレス社会で頭が凝り固まっている方ほど頭の鍼は気持ちよく感じやすいです。
頭の鍼は脳内血流量が上がると考えられています。
うつ病の方に頭の施術を行うと気分が晴れるような感覚やスッキリ感がでて直ぐに反応が出たと言ってくれます。
またある研究では脳内血流量を上げると記憶力が良くなることも分かっています。
うつ病以外にも様々な症状に使えます。
・情緒が安定する
・視野が広がった
・身体の倦怠感が無くなった
などです。
全身の疲労や倦怠は頭が作り出してます!
疲れたと感じる事や身体が重だるいような倦怠感は、身体を動かしたから感じるものですが
うつ病のように身体は全く動かしていないのに疲労感や倦怠感を感じます。
これは頭だけに起こっている状態で頭以外の身体のほとんどは全く疲れていないです。
うつ病ではなく何か原因が分からないけど身体が疲れていると訴える方にうつ病に行う頭の施術を行うと嘘のように解消する事が多いです。
ここから経験による考えですが、頭の施術が脳の働きを良くして、機能が下がってしまった脳内伝達物質の受け渡しを正常に戻す作用があるのではと思います。
うつ病症状の方には必ず頭の鍼灸施術を行います。
身体全体の施術も行わなければなりません
血流は全身に流れているため、頭だけ刺激を送って血流を促しても効果はあまりでません。
全身を調整して流れを大きくしてから患部に刺激する事で栄養ある血液がたくさん流れるからです。
身体という大きな部分の流れを良くせずに頭という小さな部分の流れだけを改善することはできません。
全身から流れを作る事がとても重要になるので、身体全身を施術してから頭を行います。
そのため施術時間は必ず一時間以上はかかります。
数十分では身体の血流を上げられないことや、身体は良く出来ても頭までは時間が足らなくなるからです。
よくピンポイントで行う数分の鍼灸を受けられた方がいらっしゃいますが
鍼灸だけによる一時間施術ピンポイントの鍼灸とは全く違います。
三軒茶屋駅徒歩3分にある三軒茶屋α鍼灸院
当院ではたくさんの症例を診てきました。そこから独自の施術方針を作り上げました。
とても難しいうつ病は直接身体を診て判断する事と、その方の体質に合わせた施術が重要です。
当院ではうつ病に特化した鍼灸施術を行いますので
お悩みの方は一度、三軒茶屋α鍼灸院へご来院ください。
執筆/監修者
三軒茶屋α鍼灸院 院長
山﨑智史
国家資格
はり師
きゅう師
理学療法士
民間資格
筋膜マニュピレーション