肩こりを解消するには?
まず肩こりは何が原因で起きているかを知る事です。
大きく分けて3つのパターンがあります。
①トリガーポイント
②筋肉の張り
③血流の悪さ
になります。
トリガーポイントによる肩こり
肩に出来たトリガーポイントという痛みを出すコリが原因です。
トリガーポイントという痛みの引き金のような存在が肩に強い痛みを出すようになると肩こりを感じます。
このトリガーポイントのメカニズムは未だ解明されておりませんが繰り返しの筋収縮や炎症などが関係していると考えられています。
トリガーポイントは索状の硬結や圧迫して症状が再現できるなどいくつかの特徴があります。
簡単に説明すると肩にあるゴリゴリしたコリにピンポイントで行う施術方法です。
コリを狙うだけで痛みが消える施術ですので、長い時間をかけて行うよりも短時間でポイントだけを狙うやり方になります。
ピンポイントで肩の痛みがなくなるのでトリガーポイントが原因で肩全体の痛みになって感じる原因です。
筋肉の張りで痛みを感じる
デスクワークを長時間行う方で、比較的瘦せ型の女性に多いと思われるケースです。
肩全体の筋肉がガチガチで、本当に岩のように筋肉が硬くなってしまった状態です。筋肉量が足らないせいか頭や重力、同一姿勢を持っている筋肉では支えきれないため筋肉を硬くしてしまったような感じです。
このようなケースではトリガーのようなポイントを狙うよりも痛みを発している筋肉全体に鍼を浅く多く打つようにしています。
コリを狙うよりも筋肉全体を柔らかくするように時間をかけて行うと患者さんから喜ばれることが多いです。
ここから考えるに、筋肉全体が張りすぎて筋膜の引っ張りで起こる肩こりだと思います。
筋肉の柔らかさを施術反応で一番大切にします。
肩に張りやコリがそれほどないのに肩こりの痛みが強い
血流が悪くなって肩こりが起こるケースです。
肩といった部分的でなく全体を診て施術すると解消するパターンです。
これはトリガーポイントをなくしたり、筋肉の柔らかさがでても解消しにくい肩こりの痛みが特徴です。
周囲の関連する筋肉の硬さや、全体の血流の悪さなどが原因で起こります。
患部を触ってコリや硬さもないのに肩こりが辛いと訴えられる時に疑う原因です。
肩はもちろんですが手足の冷え、下肢のむくみ、腰や背中といった肩とは一見無関係に思えるところから施術すると肩こりが解消します。
血流は全身の巡りが関係しますので、大きな流れが悪くなると局所の流れも悪くなります。
解消するにはまず大きな流れを治すと血流が良くなりますので全身を整えるます。次いで肩といった患部を刺激することで大きな流れになった血流を効率よく導くことが出来ます。
自分の肩こりタイプを判断して解消する!
では全ての施術方法を同時に行えば解消するはずと思われるかもしれませんが、それは間違えです。
鍼灸、マッサージ、矯正、カイロなどは全部が身体に対して刺激を行うためやり過ぎてしまうと、かえって痛みが強くなる場合があります。
分かりやすく書くと「揉み返し」です。
ある程度の刺激は身体の生体反応を利用して解消する方向に向かうのですが、身体が耐えきれない刺激になると筋肉などの細胞が壊れてしまいます。
全てを行うと大体が許容オーバーで痛みが取れないばかりか痛みが強くなる、倦怠感がでてきてしまいます。
そのため自分の肩こりタイプに合った施術方法を選ぶことはとても大切です。
鍼灸施術は様々な刺激方法があります!
鍼灸の刺激は単純に刺して抜くだけではありません。刺して置く方法から刺した鍼からパルスを流すことまでできます。
トリガーポイントであればポイントを絞り的確に当てることが重要になります。小さなコリの芯に当てるため技術は相当高いものが要求されます。
なるべく患者さんに確認しながら行うことでよりよい反応を出せると思います。
張りを取るには筋膜に触れるぐらいまで刺入してしばらく置くことやお灸を使うのが良いです。コリに物理的に当てるトリガーポイントとは違い、時間をかけて患部の生体反応を引き起こす施術が良いです。
全体の血流を上げる施術では何よりリラックスが大事なので、患者さんが痛みに耐えることや不快に思う事は避けた施術が良いです。
鍼もお灸もマイルドな刺激方法で全身を均等に行うことが良いです。
鍼灸がお勧めの理由
特にトリガーポイントなどは鍼が直接患部に届くことから他のマッサージやカイロプラクティックとは全然違う反応が得られると思います。
この体内に入ることが国家資格である理由だとも思っています。体内から直接患部に届かせて反応を起こせるのは鍼灸の最大の強みだと思います。
硬くなりすぎてしまった筋肉や筋膜でも生体反応によって施術する鍼灸は相性が良いです。来院される方からマッサージでは無理、指圧師さんから泣かれたといったあまりにも硬すぎて他の施術を諦めた場合にも鍼灸はお勧めです。
硬さに関係なく施術できるからです。
通いやすい場所を選びましょう
肩こりは原則として疲労から起こります。初めて肩に痛みを感じた場合にはなくなるかもしれませんが、慢性の肩こりは一度解消してもまた疲労の蓄積によって痛み出します。
日常で筋肉を使う限り肩こりは無くならないものなので、相性が良い施術方法を知ることが大切になります。
そのため通いやすい場所でなければ施術の継続が行えません。気に入っても遠ければ最適な治療機会に受けられないこともあります。
なるべくアクセスの良い鍼灸院がお勧めです。
三軒茶屋α鍼灸院は三軒茶屋駅徒歩3分以内と好立地です。
当院は三軒茶屋駅から凄く近くて、夜九時までの受付ですので仕事終わりに通いやすい鍼灸院だと思います。
また土日祝も診ておりますので、平日がお仕事の方にとって休日に鍼灸施術を受けられます。
三軒茶屋は田園都市線と世田谷線の二つの線路がありますのでアクセスが非常に良いと思います。
また渋谷からも二駅と近いです。
肩こりでお悩みの方は是非一度三軒茶屋α鍼灸院へご相談ください。
宜しくお願い致します。
執筆/監修者
三軒茶屋α鍼灸院
院長:山﨑智史
国家資格
はり師
きゅう師
理学療法士
民間資格
筋膜マニュピレーション全コース修了