鵞足炎とは?どんな症状なのか
鵞足炎とは、膝の内側下部にある「鵞足(がそく)」と呼ばれる部位に炎症が起こる状態を指します。
鵞足とは、縫工筋・薄筋・半腱様筋という3つの筋肉の腱が集まる部分で、膝の曲げ伸ばしや安定性に関わる重要な部位です。
《主な症状》
・膝の内側下方の痛み
・押すと痛い(圧痛)
・階段昇降や立ち上がり動作で痛む
・運動後に痛みが強くなる
鵞足炎が起こる主な原因

鵞足炎は、膝だけでなく、股関節や足部を含めた動きの負担によって起こります。
《主な原因》
・ランニングやジャンプ動作の繰り返し
・膝の使いすぎ
・太もも内側や裏側の筋緊張
・股関節の硬さ
・姿勢や歩き方の癖
特に、太もも内側(内転筋)や裏側(ハムストリングス)が硬くなると、鵞足部に引っ張りのストレスが集中し、炎症や痛みが起こりやすくなります。
鵞足炎に対する東洋医学と鍼灸の考え方

東洋医学では、鵞足炎を局所の炎症だけでなく、筋肉・血流・身体の巡りの滞りとして捉えます。特に関係が深いのが「肝・腎・血」の働きです。
肝は筋肉や腱の柔軟性、腎は下肢の安定性と回復力に関係すると考えられています。疲労や冷え、使いすぎが続くと、筋肉が硬くなり、回復が追いつかなくなります。
東洋医学的に見る鵞足炎は、負担が蓄積し、修復が追いついていない状態です。
鍼灸では、炎症を悪化させないよう配慮しながら、回復しやすい身体環境を整えます。
三茶はりきゅう院での鵞足炎に対する鍼灸施術

三茶はりきゅう院では、鵞足炎を「膝の内側だけの問題」とは考えていません。
初診では、痛みの出る動作や運動歴、膝・股関節・足首の動き、姿勢や歩き方まで丁寧に確認します。これにより、鵞足部に負担をかけている根本要因を見極めます。
施術では、鵞足部周囲だけでなく、太もも内側・裏側、股関節、骨盤周囲まで含めてアプローチします。
必要に応じて、筋緊張緩和を目的とした鍼通電(パルス)を併用します。炎症部位への負担を抑えながら一人一人にあった刺激量で施術を行います。
施術後に「膝の内側が楽になった」「動き始めがスムーズになった」と感じる方も多くいらっしゃいます。
【症例紹介】
【症例① 40代男性|ランニングによる鵞足炎】
《患者背景と主訴》
ランニング後から膝の内側に痛みが出現し、階段がつらい状態。
《当院での施術》
太もも内側・裏側の緊張緩和と膝周囲の循環改善を実施。
《治療経過》
3回目以降、運動後の痛みが軽減。
9回目以降、階段で痛む事は無くなった。
【症例② 50代女性|歩行時の膝内側痛】
《患者背景と主訴》
日常の歩行で膝の内側が痛み、外出が億劫になっていた。
《当院での施術》
股関節・骨盤調整と下肢筋緊張緩和を実施。
《治療経過》
施術後、歩行時の違和感が軽減。
4回目以降、日常の歩行時の痛みが軽減。
【症例③ 30代女性|運動再開後の鵞足炎】
《患者背景と主訴》
運動を再開後、膝の内側に痛みが出るようになった。
《当院での施術》
下肢全体のバランス調整を目的に鍼施術を実施。
《治療経過》
3回目以降、痛みの出る頻度が減少。
11回目以降、痛みを感じる事はほぼ無くなった。
よくある質問
Q. 鵞足炎は鍼灸で改善しますか?
A. 原因や状態によりますが、筋肉の緊張や血流が改善することで、痛みの軽減を感じる方は多くいらっしゃいます。
Q. 整形外科の治療と併用できますか?
A. はい。診断や治療を受けながら、併用される方も多いです。
Q. 痛みが強い時でも受けられますか?
A. 状態を確認し、刺激を抑えた施術を行いますのでご相談ください。
三軒茶屋で鵞足炎にお悩みの方へ

鵞足炎は、膝だけでなく、身体全体の使い方が影響する症状です。
三茶はりきゅう院では、痛みの背景まで丁寧に見極め、再発しにくい身体づくりをサポートしています。
膝の内側の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
【執筆者紹介】
院長:山崎 智史(やまざき さとし)

【グループ院紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
渋谷α鍼灸院:渋谷駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅
