「朝起きられない」
「立ち上がるとフラッとする」
「学校や仕事に行きたいのに、体がついてこない」
起立性調整障害は、
周囲から理解されにくく、本人が一番つらさを抱えやすい症状です。
病院で「自律神経の問題ですね」と言われても、どう向き合えばいいのかわからず、不安なまま日々を過ごしている方も少なくありません。
三茶はりきゅう院には、そうした起立性調整障害でお悩みの方が多く来院されます。
このコラムでは、起立性調整障害の正しい理解と、鍼灸でどのようなサポートができるのかを、専門的な視点からわかりやすくお伝えします。
起立性調整障害とは?どんな症状があるのか
起立性調整障害は、自律神経の調整がうまくいかなくなることで起こる体調不良です。
特に、
・朝起きられない
・立ち上がるとめまい、立ちくらみがする
・動悸、息苦しさが出る
といった症状が特徴的です。
検査では大きな異常が見つからないことも多く、「怠けている」「気持ちの問題」と誤解されてしまうケースもあります。
しかし実際には、体の調整機能が乱れている、れっきとした身体の不調です。
起立性調整障害が起こる主な原因
起立性調整障害の背景には、いくつかの要因が重なっています。
【自律神経のアンバランス】
交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、血圧や心拍の調整が乱れることで、立ちくらみや倦怠感が起こります。
【成長期特有の体の変化】
思春期は、体が急激に成長する時期です。
この変化に自律神経の調整が追いつかず、不調が表に出やすくなります。
【ストレスと生活リズムの乱れ】
学校や人間関係のストレス、夜更かしやスマートフォンの長時間使用も、自律神経の働きを大きく乱します。

起立性調整障害に対する東洋医学と鍼灸の考え方
東洋医学では、起立性調整障害を自律神経だけの問題ではなく、心と体のエネルギーバランスが崩れた状態と捉えます。
成長期やストレスが続くと、「気(き)」と「血(けつ)」が不足しやすくなります。
気は体を動かすエネルギー、血は全身に栄養を届ける役割を持っています。
この両方が足りなくなると、
・朝起きられない
・立ち上がるとフラつく
・集中力が続かない
といった症状が出やすくなります。
また、東洋医学でいう「肝(かん)」は、自律神経の調整やストレスへの対応と深く関係します。
精神的な緊張やプレッシャーが続くと肝の働きが乱れ、気の巡りが滞り、だるさや不安感が強くなります。
さらに「脾(ひ)」は、食事からエネルギーを作り出す役割を担っています。
食欲不振や偏った食事が続くと、体が回復する力そのものが低下してしまいます。
東洋医学では、起立性調整障害を気・血・自律神経・心身のバランスが崩れた状態と考えます。
鍼灸では、全身の巡りを整えることで、体が本来持つ回復力を引き出していきます。

三茶はりきゅう院での施術アプローチ
三茶はりきゅう院では、起立性調整障害を「一時的な不調」ではなく、体からの大切なサインとして捉えています。
症状の出方だけでなく、
・生活リズム
・睡眠の質
・学校や仕事でのストレス
まで丁寧にお伺いします。
後頭部や首、背中を中心に、自律神経のバランスを整える施術を行います。
「施術後に頭がスッと軽くなる」と感じる方も多くいらっしゃいます。
単に症状を抑えるだけでなく、疲れにくい体づくりを目指して、全身の巡りを整えていきます。

症例紹介
【朝起きられないことで悩んでいた10代女性】
《患者の背景と主訴》
中学生。朝起きられず、立ちくらみと頭痛が続く。学校を休みがちになり不安が強かった。
《当院での施術》
自律神経調整と全身の気血の巡り改善を目的に、首・背部・腹部を中心に鍼施術。
《治療経過》
3回目頃から朝のだるさが軽減。
2か月後には登校できる日が増え、現在は体調管理を目的に継続施術中。
【立ちくらみと動悸で悩んでいた20代女性】
《患者の背景と主訴》
大学生。立ち上がるとめまいと動悸が出現。病院で起立性調整障害と診断。
《当院での施術》
自律神経の安定とストレス緩和を目的に、後頭部・背部兪穴を中心に鍼施術。
《治療経過》
4回目以降、立ちくらみの頻度が減少。
授業への出席も安定し、不安感が大きく軽減した。
【慢性的なだるさに悩んでいた30代男性】
《患者の背景と主訴》
在宅勤務中心の会社員。朝の強い倦怠感と立ちくらみが続き、仕事に支障。
《当院での施術》
生活リズムの見直し指導と併せ、自律神経と血流改善を目的に全身調整の鍼施術。
《治療経過》
初回後から体の軽さを実感。
6回目には朝の不調が大幅に改善し、仕事の集中力も回復。
よくある質問(FAQ)
Q. 病院に通いながらでも鍼灸を受けられますか?
A. はい。医療機関との併用を前提に、無理のない施術を行っています。
Q. 子どもでも鍼は受けられますか?
A. 年齢や体調に合わせて、刺激の少ない安全な施術を行いますのでご安心ください。
Q. どれくらいで変化を感じますか?
A. 個人差はありますが、数回で体の変化を感じる方も多くいらっしゃいます。
起立性調整障害でお悩みの方は三茶はりきゅう院にご相談ください
起立性調整障害は、「気合いが足りない」「甘え」では決してありません。
体が一生懸命、「少し休ませてほしい」と伝えているサインです。
三茶はりきゅう院では、あなたの不調の背景を丁寧に受け止め、安心して日常を取り戻せるようサポートします。
ひとりで抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

【執筆者 紹介】
三茶はりきゅう院
院長:山崎 智史

【グループ院 紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅
