「理由もなく不安になる」
「動悸や息苦しさが突然起こる」
「このまま治らなかったらどうしよう…」
不安神経症は、目に見えない不調だからこそ周囲に理解されにくく、ひとりで抱え込みやすい症状です。
病院で検査をしても「異常なし」と言われ、薬を飲んでいても根本的に楽にならない。
そんな不安を抱えた方が、三茶はりきゅう院にも多く来院されています。
このコラムでは、不安神経症の正しい理解と、鍼灸でどのようなサポートができるのかを、専門的でありながらわかりやすくお伝えします。
不安神経症とは?どんな症状が出るのか
不安神経症は、強い不安や緊張が長期間続き、日常生活に支障をきたす状態を指します。
代表的な症状には、
動悸、息苦しさ、めまい
不安感、焦燥感、落ち着かなさ
不眠、集中力低下、疲労感
などがあり、身体症状と精神症状が同時に現れるのが特徴です。
不安神経症が起こる主な原因
不安神経症は、ひとつの原因だけで起こるわけではありません。
多くの場合、心と体の負担が積み重なった結果として発症します。
主な要因としては、
◯長期間のストレスや緊張
◯睡眠不足・生活リズムの乱れ
◯過労や慢性的な疲労
などが重なることに加えて、性格傾向(責任感が強い、我慢しやすい)の影響も合わさり、自律神経の調整機能が低下することで、不安や身体症状が表に出やすくなります。

不安神経症に対する東洋医学と鍼灸の考え方
東洋医学では、不安神経症を単なる「心の問題」とは捉えません。
心と体は一体という考えのもと、身体のバランスの乱れが精神の不調として現れている状態と考えます。
特に重要とされるのが「心・肝・脾・腎」の働きです。
心は精神活動を司り、心のエネルギーが弱ると不安感や動悸、不眠が起こりやすくなります。
肝は自律神経の調整や気の巡りに関わり、ストレスが続くと気の流れが滞り、イライラや焦燥感が強くなります。
脾はエネルギーを生み出す臓腑で、疲労が続くと気血が不足し、気力の低下や不安感が増します。
腎は回復力と深く関係し、慢性的な消耗状態では不安が長引きやすくなります。
このように不安神経症は、気・血・自律神経のバランスが崩れた結果として起こる全身の不調と考えます。
鍼灸では、部分的な症状だけでなく、全身の巡りと回復力を整えることで、不安が出にくい体質づくりを目指します。

三茶はりきゅう院の不安神経症に対する鍼灸施術
三茶はりきゅう院では、不安神経症を「その場しのぎ」ではなく、根本から整えるべき状態として捉えています。
症状の強さだけでなく、発症のきっかけ、生活リズム、睡眠の質、冷えや疲労の有無まで丁寧に伺い、東洋医学と現代医学の両面から状態を整理します。
不安神経症では、交感神経が過剰に働き続けているケースが多く見られます。
当院では、後頭部・首・背中を中心に、神経系の緊張を和らげる配穴を行い、副交感神経が働きやすい状態へ導きます。
「施術中に自然と呼吸が深くなる」
「終わった後に気持ちが落ち着く」
といった反応を多くの方が実感されています。
単に症状を抑えるのではなく、
・睡眠の質の改善
・疲れが取れやすい体質への変化
・緊張しにくい神経状態
を目指し、継続的なケアを行います。
施術は刺激量を調整し、初めての方でも安心して受けられる優しい鍼を基本としています。

症例紹介
【不安感と動悸でお悩みの30代女性】
《患者の背景と主訴》
仕事と家庭の両立によるストレスが続き、半年ほど前から強い不安感と動悸、不眠を自覚。病院では大きな異常は見られず来院。
《当院での施術》
自律神経調整を目的に、後頭部・頸部・背部兪穴を中心に鍼施術を実施。
《治療経過》
3回目頃から夜の眠りが安定し始め、不安感も徐々に軽減。8回目には日常生活での動悸がほとんど気にならなくなった。
【不安発作で外出が怖くなった40代女性】
《患者の背景と主訴》
突然の息苦しさと不安発作をきっかけに外出を避けるようになり、生活の質が低下。
《当院での施術》
首肩の緊張緩和と中枢調整を目的に、全身バランスを整える鍼施術を実施。
《治療経過》
初回後から呼吸が楽になり、5回目には一人での外出が可能に。不安発作の頻度も大きく減少。
【仕事のプレッシャーによる不安神経症の20代男性】
《患者の背景と主訴》
就職後の環境変化で強い緊張状態が続き、不安感と動悸が慢性化。
《当院での施術》
自律神経の安定を目的に、頸部・背部を中心に調整。
《治療経過》
2回目以降、動悸が軽減。6回目には不安感もコントロールできるようになり、仕事への集中力が回復。
よくある質問(FAQ)
Q. 強い不安がある日でも施術を受けられますか?
A. はい。状態を確認した上で、無理のない刺激量で対応します。安心してご相談ください。
Q. 病院の治療と併用しても大丈夫ですか?
A. 問題ありません。医療機関との併用を前提に、補完的なケアとして施術を行っています。
Q. どれくらいで変化を感じますか?
A. 個人差はありますが、早い方では数回で「気持ちが楽になった」「眠れるようになった」と感じることがあります。
三軒茶屋で不安神経症にお悩みの方へ
不安神経症は、決して「気の持ちよう」だけの問題ではありません。
あなたの身体が発している大切なサインです。
三茶はりきゅう院では、症状だけを見るのではなく、その背景にある心身の状態を丁寧に受け止め、安心して日常を取り戻せるようサポートしています。
「このまま一人で悩み続けたくない」
そう思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。

【執筆者 紹介】
三茶はりきゅう院
院長:山崎 智史

【グループ院 紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅
