「ずっと気分が晴れない」
「何をしても楽しいと思えない」
そんな状態が何か月、あるいは何年も続いていませんか。
大きな落ち込みがあるわけではないけれど、毎日がどこか重たく、気力が湧かない。
周囲には理解されにくく、「性格の問題なのかな」と自分を責めてしまう方も少なくありません。
三茶はりきゅう院には、そうした長引く気分の落ち込みや意欲低下でお悩みの方が多く来院されます。
このコラムでは、気分変調症の正しい理解と、鍼灸でどのようなサポートができるのかを、専門的な視点からわかりやすくお伝えします。
気分変調症とは?|「軽いけれど長く続くうつ状態」
気分変調症(持続性抑うつ障害)は、
重度のうつ病ほど強い症状ではないものの、2年以上にわたり抑うつ状態が続くことが特徴です。
主な訴えとして多いのは、
・気分が晴れない
・疲れやすい
・集中力の低下
といった、日常生活にじわじわ影響する不調です。
「病院に行くほどではない」と我慢してしまい、結果として長期化・慢性化するケースも多く見られます。
気分変調症が起こる主な原因
【脳内神経伝達物質のバランス変化】
セロトニンやノルアドレナリンなど、気分や意欲に関わる物質の働きが低下すると、抑うつ感が持続しやすくなります。
【慢性的なストレス環境】
仕事や人間関係、家庭の問題など、強いストレスが長期間続くことで、自律神経とホルモンのバランスが乱れ、回復力が低下します。
【生活リズムの乱れ】
睡眠不足や不規則な食事は、脳と身体の回復を妨げ、気分の安定を保ちにくくします。
気分変調症の主な症状と特徴
気分変調症は、激しい症状よりも「続くこと」が大きな特徴です。
◯常に気分が沈んでいる
◯何をしても楽しいと感じにくい
◯自信が持てず、自己評価が低い
これらの状態が長く続くことで、
「自分はこういう性格なんだ」と思い込んでしまい、適切なケアのタイミングを逃してしまうこともあります。

気分変調症に対する東洋医学と鍼灸の考え方
東洋医学では、気分変調症を「心の問題」だけでなく、身体のエネルギー循環の乱れとして捉えます。
長期間にわたる抑うつ状態は、気・血・水の巡りが滞り、脳と内臓の働きが低下しているサインと考えられます。
とくに関係が深いのが、肝・脾・腎のバランスです。
肝は感情や自律神経の調整を司り、ストレスが続くと気の巡りが悪くなります。
脾はエネルギーを生み出す臓で、疲労や食欲不振が続くと、気力そのものが低下します。
腎は生命力の土台であり、慢性的な消耗状態では「何をしても疲れる」「やる気が出ない」といった状態が現れやすくなります。
これらが複合的に乱れることで、「落ち込みやすい」「前向きになれない」状態が慢性化していくのです。
鍼灸では、単に気分を変えるのではなく、身体の内側から回復力を高めることを目的に、全身の調和を整えていきます。

三茶はりきゅう院での鍼灸施術
三茶はりきゅう院では、気分変調症を「心の不調」ではなく心と身体のバランスが崩れた状態として捉え、施術を行っています。
初診時には、症状の経過だけでなく、睡眠、食欲、疲労感、冷え、動悸などの身体サインを丁寧に確認します。
これにより、東洋医学的な体質傾向を見極め、無理のない改善プランを立てます。
施術では、自律神経の調整と血流改善を重視し、後頭部・頸部・背部を中心に全身のバランスを整えます。
緊張を緩めることで副交感神経が働きやすくなり、「頭が軽くなる」「呼吸が楽になる」といった変化を感じる方が多くいらっしゃいます。
気分変調症は、短期的な対処よりも回復しやすい身体づくりが重要です。
当院では、その場しのぎではなく、再発しにくい状態を目指したサポートを行っています。

症例紹介
【30代女性|育児と仕事の両立で気分の落ち込みが続いたケース】
《患者背景・主訴》
30代女性。育児と仕事の両立で慢性的な疲労感と気分の落ち込みが続き、意欲低下と不眠を伴う。
《当院での施術》
自律神経調整と全身の循環改善を目的に、頸部・背部・下肢を中心とした鍼施術を実施。
《治療経過》
4回目頃から睡眠の質が向上し、2か月後には気分の安定感が出て、日常の負担感が軽減した。
【40代男性|仕事のストレスによる慢性的な抑うつ感】
《患者背景・主訴》
40代男性。責任ある立場での業務が続き、数年来気分の落ち込みと集中力低下を自覚。
《当院での施術》
首肩の緊張緩和と自律神経調整を中心に鍼施術を実施。
《治療経過》
3回目以降、頭の重さが軽減。6回目には仕事後の疲労感が和らぎ、気持ちに余裕が出てきた。
【20代女性|学生時代から続く自己否定感と無気力】
《患者背景・主訴》
20代女性。学生時代から気分の落ち込みが続き、自己評価の低さと無気力感を訴える。
《当院での施術》
体力低下と冷えを考慮し、全身調整を目的とした鍼施術を実施。
《治療経過》
5回目頃から疲れにくさを実感し、気分の波が小さくなったと感じるようになった。
よくある質問(FAQ)
Q. 病院で治療中でも鍼灸を受けられますか?
A. はい。医療機関での治療と併用しながら、身体面のケアとして鍼灸を取り入れる方も多くいらっしゃいます。
Q. 気分が落ち込んでいる時でも施術は大丈夫ですか?
A. 状態に合わせて刺激量を調整しますので、無理なく受けていただけます。
Q. どれくらい通うと変化を感じますか?
A. 個人差はありますが、多くの方が数回の施術で身体の軽さや睡眠の変化を実感されています。
三軒茶屋で気分変調症にお悩みの方は三茶はりきゅう院へ
気分変調症は、目立つ症状が少ない分、周囲に理解されにくく、ひとりで抱え込みがちな不調です。
「このくらい我慢しなきゃ」と無理を続けるほど、回復には時間がかかってしまいます。
三茶はりきゅう院では、あなたの状態を丁寧に伺い、安心して日常を過ごせる心身づくりをサポートします。
不調が続いている方は、ぜひ一度ご相談ください。

【執筆者 紹介】
三茶はりきゅう院
院長:山崎 智史

【グループ院 紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅
