「腕を上げると肩がズキッと痛む」
「夜、寝返りを打つたびに目が覚める」
「服の着脱や洗濯物を干すのがつらくなってきた」
それはもしかすると、四十肩(肩関節周囲炎)のサインかもしれません。
四十肩は年齢とともに自然に起こるものと思われがちですが、適切なケアを受けるかどうかで、回復までの期間や生活の快適さは大きく変わります。
三茶はりきゅう院には、
「そのうち治ると思っていたけれど、なかなか良くならない」
そんな不安を抱えて来院される方が多くいらっしゃいます。
このコラムでは、四十肩の正しい理解と、鍼灸でできるサポートを専門的な視点からお伝えします。
四十肩とは?|突然始まる肩の痛みと動かしづらさ
四十肩とは、正式には肩関節周囲炎と呼ばれ、40代以降に多く見られる、肩関節まわりの炎症性疾患です。
主な特徴は、
◯明確なケガがないのに肩が痛み出す
◯腕を上げる、後ろに回す動作がつらい
◯夜間痛があり、睡眠に影響する
といった症状が、数か月から1年以上続くこともあります。
初期は「ちょっとした肩こりかな」と感じる程度でも、進行すると日常動作に支障をきたすほどの痛みになることも少なくありません。
四十肩が起こる医学的な原因・背景
四十肩の明確な原因は一つではありませんが、主に次のような要因が重なって発症すると考えられています。
【肩関節周囲の組織の炎症】
加齢や使いすぎにより、腱や関節包に微細な損傷が起こり、それが慢性的な炎症につながります。
【血流低下による回復力の低下】
運動不足や姿勢の乱れで肩まわりの血流が悪くなると、修復が追いつかず、痛みが長引きやすくなります。
【自律神経の乱れ】
ストレスや睡眠不足が続くと、筋肉の緊張が抜けにくくなり、炎症が治まりにくい状態になります。
これらが重なることで、「治りにくい肩の痛み」へと進行してしまうのです。

四十肩に対する東洋医学と鍼灸の考え方
東洋医学では四十肩を、肩だけの問題ではなく、全身の巡りの乱れとして捉えます。
とくに重要なのが、
気:身体を動かすエネルギー
血:筋肉や腱を修復する栄養
水:関節の潤い
これらが不足・停滞すると、肩は硬く、冷えやすく、痛みが長引く状態になります。
また、五臓の働きでは、
肝:筋肉の柔軟性とストレス調整
脾:疲労回復と体力の維持
腎:加齢による回復力の低下と関係
が深く関わります。
自律神経の乱れが続くと、筋肉の緊張が抜けず、
「治りかけてもすぐぶり返す四十肩」になりやすいのです。
鍼灸では、痛い部分だけでなく、全身のバランスを整えることで回復力を高めることを目的に施術を行います。

三茶はりきゅう院の鍼灸施術
三茶はりきゅう院では、痛みの強さだけでなく、どの動作で痛むか、可動域の制限の程度
、睡眠・疲労・冷え・ストレスの状態を総合的に評価し、一人ひとりに合った施術方針を立てています。
施術では、
◯首・肩・背中の筋緊張緩和
◯肩関節まわりの血流改善
◯自律神経の調整
を中心に、全身のバランスを整えます。
「肩だけを施術する」のではなく、
動かしやすい身体全体をつくることを大切にしています。
【鍼灸が向いている方】
◯痛みが強く、動かすのが不安な方
◯病院で「様子を見ましょう」と言われたままの方
◯再発を防ぎたい方
こうした方に、無理のないペースで回復を目指せる施術です。

症例紹介
【40代女性|洗濯物を干すたびに肩が痛んだケース】
《患者背景》
40代女性。家事と仕事の両立で慢性的な疲労が続き、右肩に痛みが出現。腕を上げる動作と夜間痛。
《施術内容》
自律神経調整と肩関節周囲の血流改善を目的に、全身調整の鍼施術を実施。
《経過》
4回目頃から夜間痛が軽減し、2か月後には洗濯動作が楽になった。
【50代男性|仕事後に肩の痛みが強くなるケース】
《患者背景》
50代男性。長時間のデスクワークが続き、肩のこわばりと痛みを自覚。腕を上げると肩前面が痛む。
《施術内容》
首肩の緊張緩和と姿勢調整を中心に鍼施術を実施。
《経過》
3回目以降、肩の重だるさが軽減し、6回目には可動域の改善を実感。
【40代男性|運動不足で肩が動かなくなったケース】
《患者背景》
40代男性。運動習慣がなく、肩の可動域制限が進行。シャツの着脱時の痛み。
《施術内容》
背部・肩周囲の筋緊張緩和と全身調整の鍼施術を実施。
《経過》
5回目頃から腕が上がりやすくなり、日常動作の不便さが軽減した。
よくある質問(FAQ)
Q. 痛みが強い時でも鍼灸を受けられますか?
A. はい。状態に合わせて刺激量を調整しますので、無理なく受けていただけます。
Q. 病院で治療中ですが併用できますか?
A. 可能です。医療機関の治療と並行して、身体の回復力を高める目的で鍼灸を受ける方も多くいらっしゃいます。
Q. どれくらいで良くなりますか?
A. 個人差はありますが、多くの方が数回の施術で肩の軽さや睡眠の質の変化を感じられています。
三軒茶屋で四十肩にお悩みの方は三茶はりきゅう院へ
四十肩は、
「放っておけばそのうち治る」症状ではありません。
早めにケアを始めることで、痛みの期間を短くし、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
三茶はりきゅう院では、あなたの状態を丁寧に伺い、安心して動かせる肩を取り戻すサポートを行っています。
肩の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

【執筆者 紹介】
三茶はりきゅう院
院長:山崎 智史

【グループ院 紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅
