「腕を上げると肩が痛い」
「夜、寝ていると肩がズキズキして目が覚める」
「力が入りにくく、物を持つのが不安になってきた」
そんな症状が続いている場合、それは腱板損傷が関係しているかもしれません。
腱板損傷は、スポーツ選手だけでなく、家事や仕事を頑張る日常の中でも起こる肩のトラブルです。
早めに状態を知り、適切なケアを始めることで、その後の回復や生活の質は大きく変わります。
三茶はりきゅう院には、「年齢のせいだと思っていたけれど、なかなか良くならない」そんな不安を抱えて来院される方が多くいらっしゃいます。
このコラムでは、腱板損傷の正しい理解と、鍼灸でできるサポートを専門的な視点からお伝えします。
腱板損傷とは?|肩を支える“インナーマッスル”のトラブル
腱板とは、
肩関節を安定させる4つの筋肉(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)の腱の総称です。
これらは、腕を上げる・回すといった動作のたびに働く、いわば肩のインナーマッスルです。
腱板損傷では、
◯腕を上げると途中で痛む
◯夜間にズキズキする痛みが出る
◯肩に力が入りにくくなる
といった症状が現れやすく、
軽い炎症から部分断裂、完全断裂まで、損傷の程度には幅があります。
初期は「ただの肩こりかな」と思っていても無理を続けることで、動かすたびに痛む慢性症状へと進行してしまうことがあります。

腱板損傷が起こる医学的な原因・背景
腱板損傷は、一度の大きなケガだけでなく、日常の積み重ねによって起こることが多いのが特徴です。
【加齢による腱の変性】
40代以降になると、腱の弾力性が著しく低下し、ちょっとした動作でも傷つきやすくなります。
【繰り返し動作による負担】
家事や仕事、スポーツで腕を上げる動作が多い方ほど、腱板に小さなストレスが蓄積します。
【姿勢不良と肩甲骨の動きの低下】
猫背や巻き肩が続くと、肩関節の位置がずれ、腱板に常に引っ張られる状態が生まれます。
腱板損傷に対する東洋医学と鍼灸の考え方
東洋医学では腱板損傷を、肩だけの問題ではなく、全身の巡りの低下として捉えます。
とくに重要なのが、
気:動くためのエネルギー
血:筋肉や腱を修復する栄養
水:関節や組織の潤い
これらが不足・停滞すると、腱板は回復しにくく、炎症が長引く状態になります。
五臓の働きでは、
肝:筋肉の柔軟性とストレス調整
脾:疲労回復と体力の土台
腎:加齢による回復力と深い関係
が大きく関わります。
また、自律神経の乱れが続くと、緊張状態が抜けず、「治りにくい腱板損傷」へと進行しやすくなります。
鍼灸では、痛い部分だけにとどまらず、全身の巡りを整えることで回復力を高めることを目的に施術を行います。

三茶はりきゅう院の鍼灸施術
三茶はりきゅう院では、
◯どの動作で痛みが出るか
◯夜間痛の有無
◯睡眠・疲労・冷え・ストレスの状態
を総合的に確認し、一人ひとりに合った施術方針を立てています。
施術では、首・肩・背中の筋緊張緩和や肩甲骨まわりの可動性改善を中心に、肩関節周囲の血流促進や自律神経のバランス調整を行い回復しやすい身体環境づくりを行います。
「痛い肩だけを見る」のではなく、動かせる身体全体をつくる施術が当院の特徴です。
【腱板損傷の方に向いている理由】
・手術は避けたいが、痛みを何とかしたい方
・病院で経過観察中の方
・再発を防ぎたい方
こうした方に、無理のないペースで回復を目指せる施術です。

症例紹介
【50代女性|洗濯物を干すたびに肩が痛んだケース】
◯患者背景
50代女性。家事の負担が続き、右肩の痛みが徐々に悪化。腕を上げる動作と夜間痛。
◯施術内容
自律神経調整と肩関節周囲の血流改善を目的に、全身調整の鍼施術を実施。
◯経過
4回目頃から夜間痛が軽減し、2か月後には洗濯動作が楽になった。
【40代男性|仕事中の動作で肩に力が入らなかったケース】
◯患者背景
40代男性。デスクワーク中心で運動不足。肩のだるさと力の入りにくさ。
◯施術内容
首肩の緊張緩和と肩甲帯の可動性改善を中心に鍼施術を実施。
◯経過
3回目以降、肩の重だるさが軽減し、5回目には動作時の不安が減った。
【60代男性|趣味のゴルフで肩の痛みが続いたケース】
◯患者背景
60代男性。ゴルフのスイング後から肩に痛みが出現。クラブを振る動作で肩が痛む。
◯施術内容
背部・肩周囲の筋緊張緩和と全身調整の鍼施術を実施。
◯経過
5回目頃から可動域が広がり、趣味を楽しめるようになった。
よくある質問(FAQ)
Q. 腱板が損傷していても鍼灸を受けられますか?
A. はい。状態に合わせて刺激量を調整し、無理のない施術を行います。
Q. 病院で手術を勧められていますが相談しても大丈夫ですか?
A. もちろんです。医療機関の治療方針を尊重しながら、身体面のケアとして鍼灸を取り入れる方も多くいらっしゃいます。
Q. どれくらいで変化を感じますか?
A. 個人差はありますが、多くの方が数回の施術で肩の軽さや睡眠の変化を実感されています。
三軒茶屋で腱板損傷にお悩みの方は三茶はりきゅう院へ
腱板損傷は、「年齢のせい」「仕方ないもの」として我慢されがちな症状です。
しかし、早めに身体の状態を整えることで、痛みの期間を短くし、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
三茶はりきゅう院では、あなたの状態を丁寧に伺い、安心して肩を使える日常を取り戻すサポートを行っています。
肩の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

【執筆者 紹介】
三茶はりきゅう院
院長:山崎 智史

【グループ院 紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅
