① 耳の痛みや詰まり感が続くつらさ
「耳の奥がズキズキ痛む」「耳が詰まった感じが取れない」「聞こえがこもって不安」
中耳炎というと子どもの病気というイメージを持たれがちですが、実は大人でも繰り返し悩まされる方は少なくありません。
痛みや違和感が続くと、仕事や家事に集中できず、夜も眠れなくなり、気持ちまで落ち込んでしまいます。
病院で治療を受けても「なかなかスッキリしない」「再発を繰り返す」という声も多く、
「このまま治らないのでは」「また痛くなるのでは」という不安を抱えながら日常を過ごしている方もいらっしゃいます。
三茶はりきゅう院には、
そうした不安や違和感を抱えたまま来院される方が多くいらっしゃいます。
このコラムでは、中耳炎を耳だけの炎症としてではなく、身体全体の状態から考える視点で、
鍼灸によるサポートの考え方と実際の症例をお伝えします。
② 中耳炎とはどんな状態なのか
中耳炎とは、鼓膜の奥にある「中耳」と呼ばれる空間に炎症が起こる状態です。
代表的な症状として、耳の痛み、詰まり感、聞こえにくさ、耳鳴り、発熱などが挙げられます。
大人の中耳炎では、強い痛みよりも
「耳がふさがった感じが続く」「音がこもる」「違和感が長引く」といった症状が目立つことも多く、
本人にとっては非常にストレスの大きい状態です。
急性期は抗生物質などで炎症が落ち着くことが多い一方、
炎症が完全に引かずに違和感が残ったり、
風邪や疲労をきっかけに再発を繰り返したりするケースも少なくありません。
また、中耳炎が長引くことで、
集中力の低下や睡眠の質の悪化、不安感の増大など、
耳以外の不調を伴うこともあります。
こうした背景を理解することが、改善への第一歩になります。
③ なぜ中耳炎を繰り返すのか
中耳炎の直接的な原因としては、
風邪や鼻炎、副鼻腔炎などによる感染が挙げられます。
鼻と耳をつなぐ耳管の働きが低下すると、
中耳内の換気がうまくいかず、炎症が起こりやすくなります。
しかし大人の場合、それだけでなく、
疲労やストレスによる免疫力の低下が大きく関係していることも多くあります。
仕事や家事で無理が続くと、身体の回復力が落ち、
炎症が治りにくく、再発しやすい状態になります。
さらに、首・肩・顎周囲の緊張や血流不全も見逃せません。
これらの部位の緊張が続くことで、
耳周囲の循環が悪くなり、治癒を妨げてしまうことがあります。
「しっかり治療しているのに良くならない」
その背景には、耳以外の要因が関与しているケースが多いのです。
④ 東洋医学からみた中耳炎と回復のしくみ
東洋医学では、中耳炎を単なる炎症とは捉えず、
身体全体のバランスの乱れが耳に現れた状態と考えます。
特に関係が深いのは「肺」「脾」「腎」です。
風邪を引きやすい方や鼻の症状を繰り返す方では、
肺の働きが弱まり、外からの刺激に対する防御力が低下しています。
その結果、炎症が起こりやすくなります。
また、疲労が蓄積している方では、
脾の働きが低下し、回復力や免疫のバランスが崩れます。
炎症が長引きやすい、治りきらないという状態は、
この影響が大きいと考えられます。
慢性的に不安や冷えを抱えている方では、
腎の弱りも関係します。
腎は身体の土台となるエネルギーを支える存在であり、
ここが弱ると回復に時間がかかります。
東洋医学では、
「なぜこの人は中耳炎を繰り返すのか」という視点で、
体質や生活背景まで含めて整えていくことを重視します。
⑤ 三茶はりきゅう院の中耳炎に対する鍼灸アプローチ
三茶はりきゅう院では、中耳炎に対して
炎症そのものを直接どうにかするのではなく、
治りやすい身体の状態を整えることを目的に施術を行います。
まず重視するのは、全身の血流と自律神経の調整です。
鍼灸刺激によって過度な緊張を緩め、
回復に必要なリラックス状態をつくります。
次に、首・肩・背中・顎周囲の緊張を丁寧に緩め、
耳周囲の循環がスムーズになるよう整えていきます。
これにより、違和感が抜けやすくなり、
再発のリスクも下げていくことが期待できます。
施術は、その日の症状や体調に合わせて調整し、
強い刺激は行いません。
不安を抱えた方にも安心して受けていただけるよう心がけています。

⑥ 三茶はりきゅう院での改善症例
症例①:40代女性/中耳炎後の詰まり感が続く
病院治療後も耳の詰まり感が取れず来院。
首肩の強い緊張と疲労感が目立ちました。
全身調整を行い、回数を重ねるごとに違和感が軽減。
「朝起きたときの不快感がなくなった」と実感されました。
症例②:30代男性/繰り返す中耳炎
年に数回中耳炎を繰り返し、不安を抱えて来院。
生活リズムの乱れと慢性的な疲労が背景にありました。
施術を継続することで体調が安定し、
再発の頻度が減少しました。
症例③:50代女性/耳の痛みと不眠
耳の痛みと同時に眠れない状態が続いていました。
自律神経の調整を中心に施術を行い、
「痛みも気持ちも楽になった」と変化が見られました。
⑦ 中耳炎についてよくいただくご質問
Q. 抗生物質と併用できますか?
A. はい、問題ありません。
Q. 痛みが強いときでも受けられますか?
A. はい、やさしい施術で対応します。
Q. 子どもでも大丈夫ですか?
A. はい、安全な方法で行います。
⑧ 繰り返さない耳を目指して
中耳炎は、耳だけの問題ではなく、
疲労やストレス、身体全体のバランスが深く関係しています。
治ったはずなのに違和感が残る、繰り返してしまう。
そんな方こそ、全身から見直す視点が大切です。
鍼灸は、回復力を高め、再発しにくい身体づくりをサポートできます。
不安を抱えたまま過ごさず、
ぜひ一度ご相談ください。

【執筆者 紹介】
三茶はりきゅう院
院長:山崎 智史

【グループ院 紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅
