「髪を結ぶと肩がズキッとする」
「シャンプーの時に腕を上げるのがつらい」
「ドライヤーを持つ数分が苦痛…」
そんな日常の小さな動作が、実は肩の不調のサインであることをご存じでしょうか。
大きなケガをしたわけでもないのに、いつの間にか“腕を上げる動き”がつらくなっている。
それでも、「年齢のせいかな」「そのうち治るだろう」と我慢してしまい、気づいた時には生活の質が下がっている方も少なくありません。
三茶はりきゅう院には、こうした日常動作の不自由さから始まった肩の痛みで来院される方が多くいらっしゃいます。
このコラムでは、「髪を結ぶ・洗う・ドライヤーがつらい」と感じる肩の痛みについて、
医学的な視点と鍼灸の考え方の両面から、わかりやすく解説します。
髪のケア動作で痛みが出る肩の状態とは?
髪を結ぶ、洗う、ドライヤーを使う——
これらに共通するのは、腕を肩より上に上げ続ける動作です。
この動きがつらい場合、肩関節まわりに次のようなトラブルが起きている可能性があります。
・肩関節の動きが悪くなっている
・腱や筋肉に炎症や過緊張がある
・関節の中でスムーズな動きが失われている
代表的な状態としては、
◯肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)
◯腱板炎・腱板損傷
◯インピンジメント症候群
などがあり、「腕を上げると痛い」「一定の角度で引っかかる」という訴えが多く見られます。
肩の痛みが起こる主な原因
① 筋肉・腱の使い過ぎや血流低下
デスクワークやスマートフォンの使用で、肩や首の筋肉が常に緊張していると、血流が悪くなり回復力が低下します。
その状態で腕を繰り返し上げることで、炎症や痛みが生じやすくなります。
② 姿勢の崩れ
猫背や巻き肩の姿勢が続くと、肩関節の位置が前方にずれ、動かすたびに負担がかかります。
結果として、日常の何気ない動作が“痛みを誘発する動作”に変わってしまいます。
③ 自律神経の乱れ
慢性的な疲労やストレスは、自律神経の働きを乱し、筋肉の緊張が抜けにくくなります。
これにより、治りにくい肩の痛みへと移行するケースも少なくありません。
「動かすと痛い」が続く肩の症状の特徴
肩の痛みは、強い痛みよりも「不便さ」から始まることが多いのが特徴です。
◯髪を結ぶ時に一瞬ためらう
◯洗髪が短時間で済むようになる
◯ドライヤーを使うのが億劫になる
こうした変化が積み重なることで、
「肩を動かさない生活」
→「さらに動きが悪くなる」
→「痛みが慢性化する」
という悪循環に入りやすくなります。

肩の痛みに対する東洋医学と鍼灸の考え方
東洋医学では、肩の痛みを
**「局所の問題」だけでなく、全身の巡りの低下」**として捉えます。
とくに重要なのが、
気:エネルギーの流れ
血:栄養と回復の源
水:関節や筋肉の潤い
これらが滞ることで、筋肉や腱は硬く・冷えやすく・回復しにくい状態になります。
また、肩の不調は、
肝:筋肉とストレスの調整
脾:疲労回復とエネルギー産生
腎:慢性疲労と回復力の土台
これらのバランスとも深く関係しています。
鍼灸では、痛い部分だけにアプローチするのではなく、全身の巡りを整えることで、肩が自然に動きやすい状態を作っていきます。

三茶はりきゅう院での鍼灸施術
三茶はりきゅう院では、「髪を結ぶ・洗う・ドライヤーがつらい」という肩の痛みを、単なる関節の問題ではなく、姿勢・筋緊張・自律神経の乱れを含めた全身の不調として捉えています。
【評価で重視するポイント】
初診時には、どの動作で痛みが出るのか、どの角度で制限があるのか、睡眠・疲労感・冷え・ストレス状況
などを丁寧に確認し、痛みの背景を多角的に評価します。
【施術の軸】
施術では、
◯首・肩・背中の緊張緩和
◯肩関節まわりの血流改善
◯自律神経の調整
を中心に、全身のバランスを整えていきます。
「肩だけ治す」のではなく、“動かしやすい身体”を作ることを目的とした施術です。
【継続による体質改善】
慢性的な肩の痛みは、一度楽になっても、身体の使い方や緊張状態が変わらなければ再発しやすくなります。
当院では、その場しのぎではなく、再発しにくい状態づくりを大切にしています。

症例紹介
【30代女性|育児中で洗髪動作がつらくなったケース】
患者背景・主訴
30代女性。育児による抱っこが続き、右肩の痛みが出現。髪を洗う動作とドライヤー使用時に強い違和感。
当院での施術
首肩の緊張緩和と肩関節の可動域改善を目的に、全身調整の鍼施術を実施。
治療経過
4回目頃から洗髪時の痛みが軽減し、2か月後には日常動作の不自由さが大きく改善した。
【40代女性|デスクワークで髪を結ぶ動作が困難に】
患者背景・主訴
40代女性。長時間のPC作業が続き、左肩の動かしづらさと結髪時の痛みを自覚。
当院での施術
肩甲帯の可動性改善と自律神経調整を目的とした鍼施術を実施。
治療経過
3回目以降、肩の重だるさが軽減。6回目には髪を結ぶ動作がスムーズになった。
【50代男性|ドライヤー動作で腕が上がらなくなったケース】
患者背景・主訴
50代男性。運動不足と姿勢不良が続き、肩の可動域制限と痛みを自覚。
当院での施術
背部・肩周囲の筋緊張緩和を中心に、全身調整を目的とした鍼施術を実施。
治療経過
5回目頃から腕の上がりやすさを実感し、日常生活での不便さが減少した。
よくある質問(FAQ)
Q. 痛みがあっても鍼灸を受けて大丈夫ですか?
A. はい。状態に合わせて刺激量を調整しますので、無理なく受けていただけます。
Q. 整形外科に通院中ですが併用できますか?
A. 可能です。医療機関での治療と併用しながら、身体の回復力を高める目的で鍼灸を取り入れる方も多くいらっしゃいます。
Q. どれくらいで変化を感じますか?
A. 個人差はありますが、多くの方が数回の施術で肩の軽さや動かしやすさを実感されています。
三軒茶屋で肩の痛みにお悩みの方は三茶はりきゅう院へ
「髪を結ぶのがつらい」
「洗髪やドライヤーが苦痛」
それは、肩が出している大切なサインかもしれません。
小さな不便さを放置すると、やがて大きな制限や慢性痛につながることもあります。
三茶はりきゅう院では、あなたの生活背景まで丁寧に伺い、安心して日常を過ごせる身体づくりをサポートします。
肩の不調が続いている方は、ぜひ一度ご相談ください。

【執筆者 紹介】
三茶はりきゅう院
院長:山崎 智史

【グループ院 紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅
