首や肩の不調、その原因はストレートネックかもしれません
長時間のデスクワークで首や肩が常につらい
頭痛や目の疲れが頻繁に起こる
朝起きたときから首が重だるい
病院で「ストレートネック」と言われたが、どう対処すればよいか分からない
ストレートネックは、現代人に非常に多くみられる首の状態であり、首こり・肩こり・頭痛・自律神経症状の土台となることも少なくありません。
本コラムでは、ストレートネックの仕組みや原因、東洋医学的な考え方、そして鍼灸による専門的なアプローチについて詳しく解説します。
ストレートネックとは?
ストレートネックとは、本来ゆるやかな前弯(カーブ)を描いている頚椎が、まっすぐ、あるいは逆カーブに近い状態になっていることを指します。
正常な頚椎のカーブは、頭の重さ(約5〜6kg)を分散して支える役割を担っています。
しかしストレートネックになると、このクッション機能が低下し、
頚部筋肉への過剰な負担
椎間関節・椎間板へのストレス増大
神経・血管の圧迫
といった問題が生じやすくなります。
ストレートネックの主な原因
① 長時間の前傾姿勢
スマートフォン操作やパソコン作業により、頭が前に突き出た姿勢が習慣化すると、頚椎のカーブは失われていきます。
② 姿勢不良・体幹の不安定性
猫背や骨盤の後傾があると、その代償として首が前方に出やすくなります。
③ 首・肩周囲筋の慢性緊張
僧帽筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋などの過緊張が続くことで、頚椎の柔軟性が低下し、ストレートネックを助長します。
④ 精神的ストレス・自律神経の乱れ
交感神経優位の状態が続くと、無意識に首肩に力が入り、筋緊張が慢性化します。
東洋医学からみたストレートネックの考え方
東洋医学ではストレートネックを、「気血の滞り」「肝の失調」「腎虚」などの状態として捉えます。
肝:筋や腱の柔軟性、緊張調整
腎:骨・脊柱の機能
気血:循環と痛みの有無
長時間の緊張やストレスにより肝の働きが乱れると、筋肉がこわばりやすくなり、首の自然な動きが失われます。
また、慢性的な疲労は腎の弱りにつながり、
頚椎の支持力低下として現れることもあります。
三茶はりきゅう院での鍼灸施術
当院ではストレートネックに対し、首の形そのものだけでなく、機能回復と負担軽減を目的とした施術を行います。

① 頚部・肩甲帯筋群への的確な鍼刺激
ストレートネックでは、首を支える筋群のアンバランスが顕著です。
・後頭下筋群
・僧帽筋
・肩甲挙筋
・胸鎖乳突筋
これらに対し、状態を評価したうえで刺鍼を行い、筋緊張の緩和と可動性の回復を促します。
② 自律神経調整による過緊張の緩和
慢性的な首肩こりを伴うストレートネックでは、自律神経の関与が非常に大きくなります。
・百会
・内関
・神門
などの経穴を用い、交感神経優位の状態を緩和し、首に力が入りにくい身体環境を整えます。
③ 全身バランス調整による再発予防
骨盤・胸郭・体幹のバランスを整えることで、首だけに負担が集中しない姿勢へ導きます。
これにより、ストレートネックに伴う不調の再発予防を目指します。
ストレートネックの施術症例
症例①
患者背景・主訴
30代女性/デスクワーク
慢性的な首こりと頭痛。
当院での施術
後頭下筋群への鍼施術と自律神経調整。
治療経過
数回の施術で首の重さが軽減し、頭痛の頻度も減少。
症例②
患者背景・主訴
40代男性/IT関連
首肩の強い張りと集中力低下。
当院での施術
肩甲帯筋群への施術と姿勢指導。
治療経過
首肩の緊張が緩和し、仕事中の疲労感が軽減。
症例③
患者背景・主訴
50代女性/主婦
首の可動域制限とめまい感。
当院での施術
頚部局所施術+全身調整。
治療経過
首の動きが改善し、めまい感も落ち着いた。
よくある質問(FAQ)
Q1.ストレートネックは治りますか?
A.骨の形を完全に戻すことは難しい場合もありますが、症状改善は十分可能です。
Q2.鍼は首に刺しますか?
A.状態を見極め、安全性に配慮して行います。
Q3.姿勢も一緒に見てもらえますか?
A.はい。生活習慣や姿勢のアドバイスも含めて対応します。
ストレートネックと日常生活・セルフケアの重要性
ストレートネックは一度形成されると、首だけをケアしても改善しにくい状態です。
日常生活における姿勢や身体の使い方が大きく影響しているため、施術と並行して生活習慣を見直すことが重要になります。
特に、長時間のスマートフォン操作では、画面を目線の高さまで上げ、首を前に突き出さない姿勢を意識することが、頚椎への負担軽減につながります。
また、デスクワーク時には、背中を丸めず骨盤を立てて座ることで、首が自然な位置に戻りやすくなります。
睡眠環境もストレートネックの悪化要因の一つです。
枕が高すぎる、もしくは低すぎる場合、就寝中も頚椎周囲の筋肉が緊張した状態が続いてしまいます。
首のカーブを支えつつ、肩に過度な圧がかからない寝具選びが大切です。
鍼灸施術では、筋緊張や自律神経を整えながら、こうした生活動作による負担を軽減しやすい身体状態へ導きます。
ストレートネックは日々の積み重ねで形成されるため、継続的なケアが症状改善と再発予防の鍵となります。
まとめ|ストレートネックは「首だけの問題」ではありません
三軒茶屋でストレートネックでお悩みの方は三茶はりきゅう院にお任せください
ストレートネックは、首・肩・姿勢・自律神経が複合的に関与する状態です。
鍼灸では、痛みの軽減だけでなく、負担の少ない身体づくりを通じて生活の質向上を目指します。
ストレートネックによる不調でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

【執筆者 紹介】
三茶はりきゅう院
院長:山崎 智史

【グループ院 紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
渋谷α鍼灸院:渋谷駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅
