「トイレが近くて外出が不安」「排尿のたびにツーンとした痛みがある」
膀胱炎は日常生活の質を大きく下げるつらい症状ですが、周囲にはなかなか理解されにくい不調でもあります。
三茶はりきゅう院には、病院で治療を受けながらも、再発や違和感が続いて悩んでいる方が多く来院されます。
このコラムでは、膀胱炎の基礎知識と、鍼灸でどのようなサポートができるのかを専門的な視点からお伝えします。
膀胱炎とは?
膀胱炎は、主に細菌が尿道から侵入し、膀胱内で炎症を起こすことで発症します。
代表的な症状は、頻尿、排尿時の痛み、残尿感、下腹部の不快感などです。
特に女性は尿道が短いため、男性よりも発症しやすく、冷えや疲労、ストレスが重なることで再発を繰り返すケースも少なくありません。
膀胱炎が起こりやすくなる主な要因
膀胱炎は細菌感染がきっかけになることが多いものの、体の状態によって発症しやすさは大きく変わります。
睡眠不足や過労が続くと免疫力が低下し、感染に対する抵抗力が弱まります。
また、冷えによって骨盤内の血流が悪くなると、膀胱や尿道の防御機能が低下しやすくなります。
さらに、ストレスによる自律神経の乱れは、排尿リズムや膀胱の働きにも影響を与え、違和感や不快感が長引く原因になります。
膀胱炎に対する東洋医学と鍼灸の考え方
東洋医学では、膀胱炎を単なる「細菌感染」としてだけでなく、体の内側のバランスが崩れた結果として捉えます。
特に重要なのが、「腎」「脾」「肝」といった臓腑の働きと、「湿熱」「冷え」の概念です。
腎は泌尿器系と深く関係し、体の回復力や抵抗力を支える役割があります。腎の働きが弱ると、膀胱や尿道の粘膜が弱くなり、炎症を起こしやすくなります。
脾は免疫や水分代謝と関係し、脾の機能が低下すると体内に余分な湿がたまり、細菌が繁殖しやすい環境をつくります。
また、肝は自律神経の調整と関係が深く、ストレスが続くことで気の巡りが滞ると、下腹部の違和感や排尿トラブルが慢性化しやすくなります。
さらに、東洋医学では膀胱炎を「湿熱(しつねつ)」と捉えることが多く、体にこもった熱と湿が炎症を長引かせる要因になると考えます。
鍼灸では、これらの状態を見極めながら、
体の余分な熱を鎮め、血流とリンパの流れを整え、免疫力と回復力を高めることで、膀胱炎が起こりにくい体づくりを目指します。
三茶はりきゅう院の膀胱炎に対する鍼灸施術アプローチ

三茶はりきゅう院では、膀胱炎を「膀胱だけの問題」とは考えず、「体全体のバランスの乱れが表面化した状態」として施術を行います。初診では、排尿時の痛みや頻尿の程度だけでなく、冷えの有無、疲労感、睡眠の質、ストレス状況まで丁寧にお聞きし、症状の背景を整理します。
施術では、下腹部への直接的な刺激に頼るのではなく、腰部や背中、足のツボを用いて骨盤内の血流と自律神経を同時に整えていきます。特に腎や膀胱の働きと関係の深い経絡を中心に配穴し、体の内側から温まりやすい状態をつくることを重視します。
また、再発を繰り返す方には、首や背中へのアプローチを加え、ストレス反応を和らげることで免疫機能の回復を促します。
症状の緩和だけでなく、「繰り返さない体をつくる」ことを目的とした施術が、当院の大きな特徴です。

症例紹介
【膀胱炎を繰り返していた30代女性】
患者背景・主訴
30代女性。仕事が忙しく、疲労がたまるたびに膀胱炎を再発。頻尿と下腹部の違和感が続いていた。
当院での施術
骨盤内の血流改善と自律神経調整を目的に、腰部・下肢を中心とした鍼施術を実施。
治療経過
3回目頃から排尿時の不快感が軽減。6回目以降は再発頻度が減り、体調への不安が小さくなった。
【冷えとともに膀胱炎を発症しやすい20代女性】
患者背景・主訴
20代女性。冷え性が強く、冬場になると膀胱炎を繰り返す。下腹部の違和感と倦怠感を伴う。
当院での施術
全身の血流改善と体を温めることを目的に、背部と下肢を中心に鍼施術を行った。
治療経過
4回目以降、冷えの自覚が減少。膀胱炎の再発も見られず、安心して日常を過ごせるようになった。
【ストレスが引き金となった40代女性】
患者背景・主訴
40代女性。強いストレスが続いた後から頻尿と排尿時痛が出現。検査では軽度の炎症のみ。
当院での施術
自律神経の安定を目的に、首・背中・腰部への鍼施術を実施。
治療経過
2回目以降、排尿の不快感が和らぎ、5回目には症状がほぼ消失。
よくある質問(FAQ)
Q. 病院で抗生物質を使っていますが、併用しても大丈夫ですか?
A. はい。治療内容を確認しながら、安全を最優先に施術を行いますので安心してご相談ください。
Q. 痛みがある状態でも鍼灸を受けられますか?
A. 状態に合わせて刺激量を調整しますので、無理のない施術で対応いたします。
Q. 再発予防にも効果はありますか?
A. 体質改善を目的とした施術を行うため、再発を繰り返す方にも多くご利用いただいています。
三軒茶屋で膀胱炎にお悩みの方は三茶はりきゅう院へ
膀胱炎のつらさは、他人からは見えにくく、ひとりで抱え込んでしまいがちです。
「また再発するかも」という不安を少しでも減らすために、体の状態を根本から見直してみませんか。
三茶はりきゅう院では、あなたの症状と背景を丁寧に伺い、安心して毎日を過ごせる体づくりをサポートします。
不安な症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

【執筆者 紹介】
三茶はりきゅう院
院長:山崎 智史

【グループ院 紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅