お顔の肌荒れと痒みには鍼治療!!/三軒茶屋エリアの鍼灸院といえば三茶はりきゅう院

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お顔の肌荒れと痒みには鍼治療!!

鍼灸治療の対象となる顔面の痒みや肌荒れは、加齢やストレス.睡眠不足などの影響が原因としたもの、アトピー性皮膚炎などがあります。

皮膚の構造

皮膚は3層(表皮.真皮.皮下脂肪組織)で構成されています。
外からの刺激をダイレクトに受けるのが表皮で厚さ約0.2mm、とても薄いです。表皮は約95%が角化細胞で下から(深層から)基底層.有棘層.顆粒層.角層の4つに分かれています。角化細胞が基底層で分化し、上層へ移動する事をターンオーバーと言います。

表皮の下に位置するのが真皮で厚さは約3mm以上はあり、下から(深層から)網状層.乳頭下層.乳頭層の3層構造となります。

1番下に位置する(真皮と筋膜の間)皮下脂肪組織は、ほぼ脂肪細胞で構成されています。

ターンオーバー

表皮の最表層にある角層は、刺激から守る防御機能があります。
基底層(再下層)で分裂、分化した細胞は有棘層、顆粒層と成熟しながら順に上へ移動していきます(角化)。
約45日間かけて角層へ到達し垢となって脱落します。
角化した角質細胞は皮膚のバリア機能をつくります。

皮膚のバリア機能

人間の成人体重の約60%が水分と言われていて、多くても少なくても恒常性(ホメオスタシス)は崩れます。
皮膚は水分の損失や透過を防ぐ役割があります。
角層には天然保湿因子と言われている細胞があり、その中にはセラミドなどから構成される細胞間脂質があります。これらは体内から水分が失われないようにする事と、過剰な水分吸収を防ぐ働きがあります。

皮膚には汗腺や脂腺があり、皮脂は汗などと混ざり皮脂膜となり、皮膚をコーティングし保湿作用を発揮します。

アトピー性皮膚炎

主にI型、Ⅳ型アレルギーや皮膚のバリア機能低下による過敏性皮膚疾患が基盤となり発症します。
外的な刺激やストレス、環境の変化、習慣化した掻破行動などで症状が悪化する事も多いです。
遺伝的な背景である素因を持つと言われていて、アトピー素因は、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎のいずれか、または複数の疾患で家族歴や既往歴がある、IgE抗体を産生しやすい素因があるなどがあげられます。

西洋医学の治療としては、生活指導や外用治療(ステロイドなど)などが基本になります。

年齢によって症状が現れる部位も異なります。
思春期以降、成人の方などは顔や首、頭部、胸部、背部など上半身に出る傾向があり、眉毛の外1/3は薄くなったり(ヘルトゲ徴候)、下まぶたに特徴的なシワ(デニーモーガン徴候)が見られる事があります。

アトピー性皮膚炎は、角層のバリア機能が低下し、日常の刺激で皮膚の刺激反応が高まり炎症しやすくなっています。
セラミドなどから構成される細胞間脂質の機能低下がある事で、保湿機能が低下し、さらに乾燥を促進させます。

皮膚のバリア機能低下にかかわっているとされているのが、フィラグリン(タンパク質)の遺伝子変異です。フィラグリン(タンパク質)はアミノ酸に分化し、天然保湿因子になります。
このフィラグリン(タンパク質)の産生が低下する事で、皮膚の乾燥が促進する為、アトピー性皮膚炎の発症の要因と言われています。

東洋医学

皮膚は内臓の鏡と言われています。
皮毛(皮膚)は肺経に深く関わり皮膚を守っている衛気と関わります。

①風熱
風熱が皮毛(皮膚)に停滞した事で発症します。
突然の発症、全身に痒みが出ますが特に頭部などの上半身に出る事が多いです。
発熱.咽喉腫痛.口渇なども伴います。
鍼灸治療としては、曲池穴.外関穴などを使用します。

②血熱
食事の不摂生などにより熱が生じ、皮毛(皮膚)に停滞すると肌荒れや痒みが起こります。
夜に症状が悪化しやすく、皮膚に熱感があります。イライラしやすく口も乾きやすいのが特徴です。
使用経穴は、曲池穴.膈兪などを使います。

鍼灸治療

自律神経のうち、交感神経優位になると身体全体の血流は悪くなり内臓の働きを低下させ、筋肉も過緊張になります。
加齢やストレスによるお顔の肌荒れは、交感神経系の抑制をはかり、血流を促す事で内臓の働きを回復させるとともに局所(お顔)の経穴に鍼治療を行い、お顔の症状改善を目指します。
合わせて頸肩や肩甲背部の筋緊張を緩和させる事でお顔の肌荒れ痒みにとても有効です。
東洋医学的には臓腑と合わせた配穴などで全身治療を行う事でお顔の肌荒れ痒みを鎮静させていきます。

治療経穴

手の陽明大腸経の合穴である曲池穴は、去風、清熱、止痒などに効果があります。
皮膚病の治療に広く用いられている経穴です。

加齢やストレスなどでお顔に痒みなどがある場合は、顔面にある経穴も使用します。
例)攅竹穴.太陽穴.四白穴.魚腰穴.巨髎穴.地倉穴.大迎穴など。

気をつけたい事

「掻く」という行為は、癖になっている事が多く(嗜癖的掻破行動)、掻かないよう癖づけることも重要になります。

痒みが出た時は軽く摩るなどで対応し、皮膚は傷つけないようにしましょう。冷水や保冷剤を当てるなどで対処しても良いと思います。

痒みは睡眠不足や外的ストレス.内的ストレスからも増悪します。
ストレス解消目的での過食や偏った食事などが見受けられる方も多いので、アルコールや外食など毎日続かないように工夫しましょう。

皮膚のバリア機能を回復させる為に出来るセルフケアとしてはスキンケアがあります。
保湿外用薬などで角層の水分含有量を保つ事は痒みの抑制にも繋がります。

汗ばむ季節は、入浴やシャワーなどで皮膚を清潔に保ちましょう。

お困りの方は、三茶はりきゅう院までお気軽にご相談ください。

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