甲状腺機能低下症〜橋本病/三軒茶屋エリアの鍼灸院といえば三茶はりきゅう院

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甲状腺機能低下症〜橋本病

女性に多く発症する橋本病は、慢性甲状腺炎と言われ、進行に伴い細胞が壊れて甲状腺ホルモンを作れなくなります。

甲状腺ホルモン

甲状腺は喉の前外側つく器官で、身体の細胞や臓器を活発に働かせるホルモンです。

甲状腺ホルモンは、下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けて分泌しています。種類は2種類(トリヨードサイロニン(T3).サイロキシン(T4))あり、血液中に分泌しています。
視床下部と下垂体は血液中の甲状腺ホルモンの量を認識し、少なくなればTSHを分泌、足りていればTSHの分泌をストップして脳と連動しながら適切な量をコントロールしています。

原料は海藻や魚などに含まれるヨウ素です。
和食中心の食生活では不足の心配はありません。

甲状腺機能低下症の原因と症状

橋本病は、甲状腺亢進症と同じく自己免疫疾患の一つで、甲状腺の細胞に対して自己抗体ができ、甲状腺を攻撃するリンパ球が増えます。リンパ球の攻撃が続くことで慢性的な炎症が起き亢進すると細胞の破壊が進み甲状腺機能が低下します。

亢進すると炎症が起きて甲状腺に腫れが生じます。ただ炎症があっても甲状腺機能が保たれている事も腫れが少ない事もあり、そのため病気に気づかない事もあります。

甲状腺の細胞破壊が進むと甲状腺ホルモンは十分に作れなくなりホルモン不足の状態になります。
症状としては、むくみ.記憶力低下.無気力.物忘れ.月経異常.便秘.寒がり.体重増加.食欲低下.筋力低下などがあり、元気の源である甲状腺ホルモンが不足する為、疲れやすく歳のせいと捉えてしまう事もあります。

橋本病は、圧倒的に女性に多い疾患です。
20-50代を中心に10代で発症する事もありますが15歳以下は比較的少ないのも特徴です。

個人差もあるので症状の現れ方はそれぞれです。

橋本病以外の甲状腺機能低下症

先天的に甲状腺の形状などや働きに障害がある場合があります。
クレチン病は、甲状腺機能回復は難しいですが甲状腺ホルモン薬などで補充が可能です。

甲状腺の働きをコントロールしている下垂体に何かしらの問題が生じている事もあります。
可能性がある疾患としては、シーハン症候群や下垂体腫瘍などがあります。

注意が必要な症状

橋本病を持ちながら、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)に似た症状が出る事があります。
無痛性甲状腺炎は、甲状腺の細胞が壊れて、それより蓄えられていた甲状腺ホルモンが一気に血液中に出ていくとバセドウ病のような症状が出る事があります。症状が治るとその後は橋本病の症状が現れ繰り返します。
特に出産後は免疫機能が乱れやすく無痛性甲状腺炎が起こりやすい時期です。

特発性粘液水腫は、首元の腫れは見られず甲状腺機能は低下し続けます。
甲状腺の細胞破壊が亢進すると腫れがみられましたが、さらに進むと細胞は萎縮して小さくなる為、首の腫れは見られなくなります。
ホルモン薬の服薬が必要になります。

まれに悪性リンパ腫が発生する事もあります。
白血球の一種であるリンパ球が癌化して腫瘍が出来る病気です。
甲状腺が急に大きくなったら要注意です。

気になる症状があれば検診を受けて確かめておく事も重要です。
あまり神経質になりすぎず!
治療をすれば比較的治りやすい病気ではあります。

橋本病の治療

橋本病自体は怖い病気ではありません。
定期的な検診を受けて、機能低下がみられれば不足したホルモンを服薬し、補う事が必要になります。
薬は合成T4製剤などがあり、身体の中にあるホルモンと同じものなので副作用はほとんどありません。

甲状腺ホルモンは全身の細胞や臓器を働かすために必要なホルモンです。異常があるのにもかかわらず長期間放っておくとコレステロール値が上昇、肝機能低下、動脈硬化のリスクなどの危険性もあり、定期的な検診をおすすめ致します。

甲状腺機能低下症に対しての鍼灸治療

甲状腺機能に異常があると生活リズムは乱れやすくなります。
色々な全身症状がある中で疲労感を感じる方が多い橋本病は、日中「オン」の状態を作りにくく、朝から晩まで横になっているという事も多々あります。

鍼灸治療は、乱れた自律神経機能を整えていく手段としてとても有効です。週に一回程度の鍼治療を繰り返し続けていく事で自律神経機能は整いやすくなり、乱れた生活リズムも改善しやすくなります。

ヨウ素は控えるべき??

ヨウ素は、甲状腺ホルモンの素になるもの。海藻や魚などに含まれます。
日本人の通常の食生活ではまず不足は心配ないようですが、大量の摂取は甲状腺に負担がかかる為、注意が必要です。

甲状腺に腫れがある方は、ヨウ素を控える事で症状が和らぐ事があります。
お味噌汁に昆布出汁を使わないなどの工夫をしてみましょう。

食生活の注意点

症状が出ている時はアルコール類は避けた方が良いでしょう。正常値になれば適量摂取でいきましょう。

アブラナ科のお野菜は、ゴイトロゲンという物質が含まれていて甲状腺機能を低下させる可能性があると言われています。
キャベツ.ブロッコリー.小松菜.大根.チンゲン菜.白菜などがあり、健康の為に毎日青汁を飲んでいる方は、青汁に含まれているケールは白菜の4倍の量のゴイトロゲンが含まれていル為、甲状腺機能に異常がある方は摂取量に注意が必要です。

その他、ゴイトロゲンを多く含む食材は、さつまいも.ナッツ類.とうもろこし.キャッサバから作られたタピオカ.大豆製品などがあります。

あまり神経質になり過ぎず、毎日大量に食べなければ基本的には問題はないようです。

甲状腺機能が低下すると無気力になりやすいです。
まずは治療に専念し、ゆっくりと身体を休めて過ごしやすい環境づくりをしていきましょう。

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