鼻づまりを鍼灸で治す/三軒茶屋エリアの鍼灸院といえば三茶はりきゅう院

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鼻づまりを鍼灸で治す

今まで一度は、鼻づまりで眠りづらい、匂いを感じづらい、味覚がおかしいなどとお悩みになったことのある方も少なくないかと思います。
鼻づまりが起こる原因には、様々なものがありますが単なる鼻づまりだと思って放っておくと症状が慢性化してより重篤な症状へと移行する危険性もありますので注意が必要です。

鼻づまりが起きる原因

鼻づまりが起きる原因としてまず風邪・インフルエンザや花粉症などのあれるげー性鼻炎などが考えられるかと思いますが、その他にも原因がある場合があります。

風邪やインフルエンザ

鼻には体内にウィルスが侵入することを防ぐとても重要な役割があります。弱いウィルスの場合たいていは、鼻の毛や鼻粘膜によって除去されますが、自分の免疫力が弱くなっていたり、より強力なウィルスの場合、粘膜に付着して増殖してしまう危険性があります。すると、体はそのウィルスを体外に排出しようとして必要な血液細胞をその周囲に集まる機能が働き、鼻粘膜が腫れ上がるのです。集まった血液細胞がウィルスを除去することに加えて、くしゃみや鼻水によってウィルスを体外に排出しようとします。
風邪やインフルエンザで鼻づまりが起きている場合、今まさに体がウィルスと戦っている状態なのです。その際に鼻水をすすってしまうとウィルスをうまく体外に排出できないため症状が悪化してしまう危険性もあるため注意が必要です。

アレルギー性鼻炎

近年増加傾向にあるのが、花粉症によるアレルギー性鼻炎です。春先の花粉が飛び散っている時期に鼻炎が起こる季節性アレルギー性鼻炎と一年中鼻炎や鼻づまりに悩まされる通年性アレルギー性鼻炎とがあります。アレルギー性鼻炎はアレルゲンと言われるアレルギーを引き起こす原因物質があります。よく知られているものとして花粉やダニ、ほこりなどのハウスダストが知られています。現代人では、ストレスなどからくる免疫機能の異常や食生活からくる腸環境の変化などからアレルギー疾患が増えている傾向にあると言われています。鼻腔内に侵入したアレルゲンを免疫作用で体は排出しようとすることで鼻汁が出てそれが溜まってしまうことで鼻づまりとなってしまいます。

副鼻腔炎

鼻の構造は、外から見ることができる外鼻と外から見ることのできない鼻腔と副鼻腔から造られています。副鼻腔は眉間から上顎までに至り、この部分に細菌やウィルスが入り込むことで炎症をおこし、鼻づまりや頭痛、歯痛などの症状も現れることがあるのが、副鼻腔炎です。
鼻腔と副鼻腔は小さい穴でつながっており、外部から侵入した細菌やウィルスはまず鼻腔で除菌されますが、それでも生き残った細菌やウィルスは小さな穴から副鼻腔へと侵入して炎症を起こします。副鼻腔炎の厄介なところは通常の鼻炎よりも副鼻腔から体外に鼻水を排出することが困難となるため鼻づまりも慢性化しやすく、副鼻腔に鼻水が溜まり、ひどい場合に膿となり、頭痛や歯痛、嗅覚の異常にまで繋がってしまうことです。また、細菌やウィルスが副鼻腔にどんどんたまってしまうことによって鼻粘膜組織の破壊にまで起こす危険性があるのです。

鼻中隔湾曲症

鼻中隔とは左右の鼻の穴を仕切っているほぼ真ん中にある組織です。鼻中隔には、前方の鼻中隔軟骨と後方の篩骨正中板と鋤骨とがあります。鼻中隔湾曲症とはその名の通り、その鼻中隔が曲がってしまうことで鼻づまりや鼻血などの症状があらわれます。
鼻中隔湾曲症の原因としましては、それぞれの軟骨・骨の成長スピードが影響してきます。頭蓋骨の成長過程でそれぞれの軟骨・骨は成長スピードが異なり、成長と共に鼻中隔が曲がってしまうことがあります。鼻中隔が曲がってしまっていることで鼻水をうまく排出できずに鼻づまりが起きたり、細菌などが増殖してしまうことで慢性副鼻腔炎や味覚障害なども併発してしまうこともあります。

できものや腫瘍によるもの

鼻づまりの原因で意外に多いものが鼻中隔にポリープができてしまい鼻づまりを起こすものです。このポリープは悪性のものではないため手術で除去することが可能ですが、喘息持ちの方などは再発しやすいことがあります。
また、鼻腔内に悪性の腫瘍ができる場合があります。その場合、頻繁に鼻血が出たり、痛みを伴う場合があります。鼻は耳管で耳ともつながっているため耳の障害や大きくなると頬が腫れあがったり眼球が押されて複視の状態となる時もあります。
そのように鼻づまり以外の症状も併発している場合、鼻づまりだと軽く考えずに病院で検査を受けられる必要があります。

鼻づまりに対する一般的治療

鼻づまりに対する一般的治療は、その原因によっても異なってきます。風邪やインフルエンザ、アレルギー性鼻炎の場合には、喉や鼻腔内の炎症を抑える抗炎症薬が処方されたり、ネブライザーといって口や鼻から呼吸と共に薬剤を吸入することで鼻の奥や気管にまで薬を届けて症状を緩和させます。
鼻中隔湾曲症や腫瘍によって鼻づまりが起きている場合には、そられを除去する手術が行われます。

鼻づまりの東洋医学

東洋医学に診ますと鼻と五臓六腑の『肺』が深い関係にあると考えられています。鼻の疾患は東洋医学では肺の疾患と捉えられることが多いです。
肺の働きは西洋医学のそれとは違い、気機に対して宣さんと粛降という2つの作用があります。宣さんとは、気や津液を身体全体に配布する作用のことで主に気を身体の上方へと推し進めます。逆に粛降とは気や津液を身体の下方へと推し進める作用をさします。つまり肺は一つで気を上に上がる作用と下に下げる作用の役割を担っているのです。
鼻づまりはそのうち肺の粛降という作用が機能低下に陥っている場合に生じることが多いです。
肺の粛降作用が弱くなってしまい、気が上に上がりやすくなってしまい外から侵入する邪気(細菌やウィルス・アレルゲンなど)も上に留まりやすくなってしまい鼻づまりの症状が出ると考えられています。

鼻づまりの鍼灸治療

鼻づまりに対する三軒茶屋α鍼灸院の治療は、東洋医学の『肺』の機能を整えることや鼻づまりの解消効果のある特効穴に鍼やお灸を施していきます。肺に関するツボとしましては『太淵』『尺沢』『肺兪』『魚際』などを用いていきます。
また、鼻づまりの解消には自律神経の状態を整えていくことも重要だと考えています。自律神経には、免疫機能も司る機能があり、自律神経のバランスが崩れる事で免疫機能にも異常をきたしやすくなってしまいます。まず初診時に自律神経の状態を把握することでその方に合った施術法や治療穴を選択してその方に合った適切な施術を行っていきます。

鼻づまりを改善・予防するために

マスクの着用

マスクをすることでウィルスやアレルゲン物質の吸引を少しでも防ぐことが可能と言われています。特に疲れやストレスが溜まっていたりする時は免疫力が低下傾向にありますので、そのような場合には外出時必ずマスクの着用を心がけましょう。

うがいと手洗い

外出して戻った際には必ずうがいと手洗いは忘れずに行うようにしましょう。うがいや手洗いで細菌やアレルゲンを洗い流すようにすると鼻づまりの予防となります。

加湿器などで部屋の湿度を保つ

鼻粘膜が乾燥していると鼻粘膜が持つ免疫機能が正常に働きにくくなってしまいます。さらに空気が乾燥していると細菌は繁殖する危険性もあります。特に冬の乾燥している時期には加湿器などを設置することで部屋の湿度を適度に保つようにしましょう。

十分な睡眠とバランスの良い食事

睡眠不足は、体の疲労が溜まってしまい免疫力の低下につながってしまいます。また栄養の偏りや食物繊維の摂取不足などは、腸の免疫細胞の機能低下に繋がり、身体全体の免疫機能に異常が出てしまう可能性があります。十分な睡眠とバランスの良い食事特に食物繊維を多めに摂取することを心がけましょう。

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