肋間神経からくる痛み/三軒茶屋エリアの鍼灸院といえば三茶はりきゅう院

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肋間神経からくる痛み

帯状疱疹が原因となり、肋間神経領域に出る胸痛は症候性肋間神経痛といい、症候性の肋間神経痛が除外された原因が明確ではない肋間神経に沿った痛みは特発性肋間神経痛と呼ぶ。

帯状疱疹後神経痛の病態.症状

脊髄後根神経節や三叉神経節などに潜伏している水痘.帯状疱疹ウイルスが再活性化する事で帯状疱疹が発症する。その後、神経痛へ移行する事があり、慢性的な胸痛として残る場合もある。
痛みの部位は肋間神経の領域に沿って出現し、痛覚過敏、焼けるような走るような痛みと表現される事が多い。

特発性肋間神経痛の症状

肋間に沿った痛みが突然現れ、深呼吸や咳などで痛みは増強する。神経学的所見がみられないのが特徴。
背中から胸にかけて針で刺したような鋭い痛みが出現する。

鍼灸治療としては…

胸痛においては、かかりつけの医師にご相談し、緊急性がなく、鍼灸適応と判断された上で鍼灸治療を開始する事。

*鍼灸治療
痛みが出ている肋間神経の領域に沿って施術をする。胸骨や腋窩などに圧痛がある場合はその圧痛点に施術を行う。

陰維脈.任脈は胸痛と関係する経絡であり、陰維脈の八脈交会穴「内関穴」.陰維脈の郄穴「築賓穴」.任脈の八脈交会穴「列欠穴」などの経穴が効果的とされる。

東洋医学で考える胸痛

*気滞血瘀(イライラ)
情志(感情)の失調により身体の中を巡る「気」が滞ると気滞となり、慢性化すると「血瘀」(血行障害)となり「瘀血」が生じる。「瘀血」は胸部の経絡を阻滞させ、気血の流れが通じなくなると前胸部に固定性の刺痛や絞痛がおこる。肩背部に痛みが出る事もある。

*痰湿阻滞(暴飲暴食)
飲食の不摂生などにより「脾.胃」が機能失調することで身体の中に「痰湿」生まれる。「痰湿」が胸部の経絡を阻滞させ、気血の流れが通じなくなると胸痛がおこる。
「痰湿」の停滞は悪心.眩暈などを伴いやすい。

日々気をつける事

帯状疱疹は免疫力が下がった時に再活性し、症状が出現する。
加齢に伴って症状は増加傾向にあるが、大事なのは生活習慣です!

バランスの良い食事.軽い運動.禁煙.十分な休息.睡眠などに気をつけて予防に努めましょう。暴飲暴食.偏食.冷たい飲み物も控えるようにしてください。

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