腓骨神経麻痺とは
腓骨神経麻痺とは、下腿外側にある腓骨神経が何らかの原因で損傷され、足首や足趾の機能に障害が起こる病気です。
症状
◯足首の背屈(足首を持ち上げる動き)ができない
◯足趾が背屈(足趾を持ち上げる動き)ができない
◯足首や足趾の外側がしびれる
◯足首や足趾の感覚が鈍くなる
◯足首が下垂する(下垂足)
その他の症状
○足首や足趾の筋力低下
○足首や足趾の変形
○歩行障害
○転倒しやすくなる
原因
腓骨神経麻痺の原因は様々ですが、主な原因は以下の通りです。
長時間の膝の曲げ伸ばし
正座や長時間のあぐらなど、膝を曲げた姿勢を長時間続けると、腓骨神経が圧迫されて損傷されることがあります。
骨折や脱臼
膝や足首の骨折・脱臼によって、腓骨神経が損傷されることがあります。
腫瘍やガングリオン
腓骨神経の周りにある腫瘍やガングリオンが神経を圧迫し、損傷されることがあります。
外傷
交通事故や転倒などの外傷によって、腓骨神経が損傷されることがあります。
薬の副作用
一部の薬の副作用として、腓骨神経麻痺が起こることがあります。
その他
・腓骨神経麻痺は、糖尿病やアルコール依存症などの病気が原因で起こることもあります。
・妊娠中や出産後に腓骨神経麻痺が起こることもあります。
腓骨神経麻痺に対する鍼灸施術の効果
血行促進
鍼灸によってツボを刺激することで、腓骨神経周辺の血行を促進し、神経の回復を促します。
筋肉の緊張緩和
腓骨神経麻痺によって、足首や足趾の筋肉が緊張することがあります。鍼灸によって筋肉の緊張を緩和することで、足の機能改善に役立ちます。
痛みや痺れの緩和
鍼灸によって、痛みや痺れの原因となる物質の分泌を抑制し、症状を緩和することができます。
自律神経の調節
自律神経のバランスが崩れると、腓骨神経麻痺の症状が悪化することがあります。鍼灸によって自律神経のバランスを整えることで、症状の改善に役立ちます。