顎の不調への特殊な鍼灸施術(整動鍼)/三軒茶屋エリアの鍼灸院といえば三茶はりきゅう院

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顎の不調への特殊な鍼灸施術(整動鍼)

顎関節症は一般的な治療でなかなか改善されないケースも多く見られます。また鍼灸施術も患部のみのアプローチでは難しいことが多く、より広い視野での施術が必要となってきます。

顎の不調の原因は?

顎の不調には痛みだけでなく、ガクガクと音がしたり、口が大きく開けられない、噛み締めや食いしばりといった症状があります。

まず関節自体の問題としては、関節円板と言うクッションがズレたり変形したりする事で関節の動きを制限している事が挙げられます。

そしてそれは噛み合わせの悪さ、精神的ストレス、噛み合わせる癖、顎が前に出ている不良姿勢などが重なり合って起こるとされています。

噛み合わせる癖というのは、口を閉じている時に常に上下の歯を噛んでいる状態です。

精神的なストレスや緊張状態にあると歯を食いしばってしまいがちです。

またスマホ、パソコンの長時間使用では自然と顎が突き出した姿勢になり、下顎が重力で前へズレてしまいます。

これらは全て顎関節や顎の筋肉の負担となり、それらが重なって顎関節症を引き起こすとされています。

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一般的な治療

顎関節症の治療は一般的には歯科医院で行われる事が多いです。

第一選択はマウスピースの使用です。これは上下の歯を少し浮かせる事で噛み締めを和らげると言うもので夜間に使用する物です。

これでもダメな時に歯を削って噛み合わせを調整すると言うものもありますが、これは現在ではあまり効果がないと言う事でほとんど行われないようです。

また顎の筋肉である咬筋(こうきん)にボトックス注射をして筋肉を麻痺させる事で食いしばりを治療すると言う方法もあります。

ただこれは3ヶ月くらいしかもたないため、定期的に受ける必要があるのと、段々期間が短くなっていってしまったり、あるいは麻痺が強く出過ぎてうまく噛めなくなったりと言ったデメリットもあるようです。

それでも効果は強くて、打った直後から緩みが出て顎が楽になるようです。

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一般的な鍼灸施術

顎関節症の状態や食いしばりなどで鍼灸院に来られる方は、たいてい歯科医院での一般的な治療を受けてこられた方です。

歯科での治療ではなかなか改善しなかったり、その場ではいいけど治療がもたないと言った事が要因のようです。

また根本的な治療ではないので、出来れば根本から治したいと言う方も来られます。


さて鍼灸院での一般的な施術は、顎関節の動きや食いしばりに関わってくる咀嚼筋(そしゃくきん)と言う筋肉たちを緩めていく方法があります。

咀嚼筋と言うのは咬筋(こうきん)、側頭筋(そくとうきん)、外側翼突筋(がいそくよくとつきん)、内側翼突筋(ないそくよくとつきん)の4つの筋肉を指します。

鍼と言うのは筋肉を即座に緩める作用があります。

そのためこの咀嚼筋に鍼を直接打つ事で咀嚼筋を緩めて、顎の負担を減らしていく施術を行っていきます。
(内側翼突筋には鍼は打てないですが、、、)

筋肉の固さが強い場合は鍼をするとズーンとした重だるい刺激を感じます。
また外側翼突筋は深層にある筋肉なので、結構刺激を強く感じます。

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特殊な鍼灸施術

当院院長が行なっている整動鍼®️では顎に鍼を打つ事はありません。

なぜなら顎の負担の原因や顎のズレの原因は他の部分にあるからです。

特に咀嚼筋に連動しているツボが手にあるため、そのツボで顎の筋肉を緩めたり、顎の動きの軸を正常化していきます。

また顎の不調には首肩や背中、肩甲骨の固さや動きの悪さの影響を受けている事が多いです。

そのためそれぞれの固さや動きに連動するツボ(ふくらはぎ、殿部、背中、腕など)に鍼をして正常化し、その結果顎の負担を減らしていきます。

整動鍼による施術のメリットとしては全身の連動やバランスを改善する事で結果顎の不調を軽減していける、他の症状軽減にもつながる、鍼の刺激量や本数が少ないため体の負担が少なくて済むと言った事が挙げられます。

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症例

40代女性

半年前に徐々に口が開かなくなり、歯科にかかるも特に原因が分からず治療も行われなかった。指2本弱くらいしか開かず、開くと痛みも伴う。ボトックスも勧められたが根本治療ではないし抵抗があるため当院へ来院。

慢性的な首肩こり、咬筋の固さ、背中の固さ、肩甲骨の固さが見られました。

そのため主に手にある外谷、養老、ふくらはぎにある承山、首の硬さを取るための背中のツボや肩甲骨の動きに関わる腰のツボ(仙稜)と言ったツボへ鍼施術を行っていきました。

3回目の時点で指2本強くらい開くようになり、それまで麺類しか食べれなかったのがおにぎりなども食べられるようになってきています。

この方の場合、首肩、背中、肩甲骨と言った部分の固さや動きの悪さが、顎の動きを制限し負担をかけていたと考えられます。

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執筆者

三茶はりきゅう院 院長
山﨑 智史(やまざき さとし)

保有資格
理学療法士・鍼灸マッサージ師

講習会参加歴
・MTPトリガーポイント鍼治療 初級中級コース修了
・筋膜マニピュレーション国際コース 全コース修了(延300時間以上)
・整動協会 基礎編 応用編修了

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