新型コロナウイルス感染症とは
「コロナウイルス」とは人や動物に感染するウイルスであり、これまで人に感染するものは6種類知られていました。今回新しく見つかったコロナウイルスが「新型コロナウイルス感染症」、別名「COVID-19」と呼びます。
一般的な感染の仕方は以下の2つになります。
⚫︎飛沫感染
→感染者のくしゃみや咳、会話をした時に口から出る、ウイルスを含んだ「しぶき」を飛沫とよび、それを周りにいる人が吸い込むことにより感染することを飛沫感染と呼びます。
⚫︎接触感染
→感染者が体外に排出したものを、他の方が触ることによってウイルスが感染します。知らず知らずのうちにウイルスが手についている状態で、目や鼻、口元を触る事で粘膜から感染します。
上記の感染方法から考えると、換気が悪い「密閉空間」、多くの人が集まる「密集場所」、近況距離での会話が行われる「密接場面」が重なる状況により、集団感染が生じるリスクがとても高くなります。
新型コロナウイルス感染症の症状
新型コロナウイルス感染症の症状として、「発熱」「のどの痛み」「咳」「倦怠感」「頭痛」「下痢」「鼻水、鼻詰まり」「息苦しさ」「たん」「臭覚、味覚の異常」などが挙げられます。初期症状は風邪のような症状のため、新型コロナウイルス感染症との区別がつきにくいのが特徴です。症状が長引いたり、臭覚や味覚に異常がでることで新型コロナウイルス感染症の可能性が高くなります。順調に回復をすれば、ほとんどの方は5日ほどで症状は改善していきます。しかし、高熱が何日も続く、呼吸の異常、意識障害など明らかに見た目がおかしいなど、重症化している方はすぐに救急車や医療機関、相談窓口へ連絡をしましょう。
特に、子供や高齢者の方は、自分で判断ができないことや、急に症状が悪化することがあります。早めの対応を心がけましょう。
また中には、「無症状」の方もいます。特に症状がないからと言って新型コロナウイルス感染症ではないと思い込む事は非常に危険です。自分が感染源となってしまうこともあるため、日頃から感染予防をすることが大切です。
新型コロナウイルス感染症の検査方法
新型コロナウイルス感染症の検査方法は3種類あります。
PCR検査
ウイルスの遺伝子を増幅させて検出する検査で、現在感染しているかが分かります。
抗体検査
ウイルスに感染すると形成されるタンパク質が血液中にあるかを調べる検査です。過去にそのウイルスに感染しているかが分かります。
抗原検査
検出したいウイルスの抗体を用いて、ウイルス感染時に形成されるタンパク質を検出する検査です。現在感染しているかが分かります。
上記の検査は医療機関ではもちろん、検査キットを購入する事で自宅で簡単に検査をすることができます。
検査結果が出るまでは、外出や人会うことをできる限り避けて、自宅で過ごしましょう。陰性の場合でも、気を抜いてはいけません。特に、「濃厚接触者(感染者と接触した方)」は陰性の場合でも自宅待機が必要な場合があります。各自治体の指示に従いましょう。
新型コロナウイルス感染症の後遺症
新型コロナウイルス感染症の後遺症としてよく挙げられる症状は「疲労感」「疲れやすい」「息苦しい」「咳、痰」「臭覚障害」「味覚障害」「頭痛」「体の痛み(筋肉痛や胸の痛み)」などが代表的です。
また、新型コロナウイルス感染症には、遅発性後遺症と呼ばれるものがあり、回復後に現れる後遺症に悩まされている方も多く存在します。別名「ウイルス後疲労症候群」とも呼ばれます。主な症状は、「脱毛」「睡眠障害」「集中力の低下」「記憶障害」などが挙げられます。明確な原因は不明で、どのくらい症状が続くかどうかも人それぞれです。長引く辛い症状でお悩みの方は一度医療機関への受診をおすすめします。適切な対処療法を受けましょう。
新型コロナウイルス感染症の後遺症と鍼灸
現時点では新型コロナウイルス感染症の後遺症に対する明確な治療法や治療薬はまだ確立していません。時間の経過とともに症状が改善することがほとんどですが、少しでも早く症状軽減をさせ、快適な日常生活を送るためには、鍼灸をおすすめします。
当院では、主に自律神経を整えるための施術、筋肉の緊張を緩める施術、全身の血流を促す施術を行います。上記の施術所により免疫力の向上や、炎症抑制の効果が期待できます。鍼灸は自身の自然治癒の力を最大限に引き出すことができます。
コロナ感染後から長引く後遺症にお悩みの方はぜひ、当院の鍼灸をお試しください。経験豊富な鍼灸師が施術させて頂きます。