鼻づまりの症状と対策/三軒茶屋エリアの鍼灸院といえば三茶はりきゅう院

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鼻づまりの症状と対策

鼻づまりの原因と鍼灸治療の効果についてまとめました

鼻づまりは、鼻の中の空気の流れが何らかの理由で悪くなる事で起こります。

鼻詰まりの原因疾患

副鼻腔炎(蓄膿症)

かぜが悪化したり、もともと鼻が詰まりやすい方に起りやすいです。
顔には副鼻腔と言われる空洞がいくつか存在し、そこに鼻汁がたまって炎症を起こしてしまうと、副鼻腔炎を起こすことがあります。
副鼻腔炎になってしまうと、鼻詰まりだけでなく、目の奥や歯が痛く感じることがあり、お辞儀をしてみると痛みが悪化します。
鼻水が喉の奥に垂れ込むことにより起こる後鼻漏も特徴の一つです。
問診や診察、顔面のレントゲンを撮ったりして診断をつけます。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、目のかゆみ、くしゃみ、目・鼻・のどのかゆみと咳を伴うことがあります。
鼻の粘膜を見てみると、白くなっています。
季節性の鼻炎はいわゆる花粉症、持続する慢性的な鼻炎は、動物、ほこり、ダニ、カビなど身近な物質に対するアレルギー反応であることが多いです。
根本的な治療はその物質との接触を避けること、例えば部屋の掃除を小まめにしたり、イヌやネコと触れ合わないようにしたりすることです。

血管運動生鼻炎

寒さや感情の影響を受ける、血管の収縮拡張により起こる鼻づまりです。
アルコールも血管を広げる作用があります。飲酒によって鼻の粘膜が膨れると鼻づまりが起こりやすくなってしまいます。
市販薬の鼻詰まりを改善させる鼻スプレーは、鼻粘膜の血管を収縮させることにより、鼻詰まりを一時的に改善させます。しかし、これを連続使用してしまうと、3-4日後に鼻詰まりが悪化してしまうことがあります。

原因疾患に伴う症状

ドロドロの鼻水が溜まっている

ドロドロ鼻水は鼻の中に溜まり易いため、空気の通り道を塞いで鼻づまりの原因になります。

鼻の粘膜が腫れている

鼻の粘膜が炎症を起こし粘膜が腫れることがあり、空気の通り道が狭く通りが悪くなるため、鼻がつまっているように感じます。

鼻茸(はなたけ)とよばれるポリープができている

鼻の中に鼻茸(鼻ポリープ)と呼ばれるキノコのような形の「できもの」ができることがあります。
大きくなると鼻の中を塞いでしまい、鼻づまりの原因になります。

軟骨や骨によって空気の通り道が狭くなっている

鼻中隔が大きく彎曲していたり、鼻中隔の外側にある下鼻甲介が分厚いことなどによって空気の通り道が極端に狭くなっていると鼻詰まりの原因になります。

東洋医学的考え方

治療としては、自律神経の機能調整、鼻部の局所の血流改善などを行います。
東洋医学的な考え方では体内に湿熱がこもり、肝胆の疏泄機能が低下したり脾胃の運化機能が悪くなったりします。
また、肺の働きが悪くなれば外部からの邪気が入りやすくなりその邪気が体内に停滞し、それが鼻に影響するとも考えられています。
症状によっては、めまいや頭痛、耳鳴りなども併発したりします。
治療では体内の邪気、湿熱を外へ出すようにしたりします。

鍼灸での治療 

頭部 「百会」「前頂」
顔面部 「曲差」「睛明」「迎香」
頚部 「天柱」「風池」
背部 「大椎」
足部 「飛陽」「崑崙」

頭部、顔面部の治療をします。
「迎香」は鼻通りをよくして、嗅覚を正常にするツボです。
「百会」や「前頂」は、鼻づまりによる頭痛・頭重を軽減する効果を持っています。

足外くるぶしの上でふくらはぎが硬い腱になるところにある「飛陽」と
外くるぶしのすぐ後ろにある「崑崙」は頭痛・頭重が伴う鼻づまりによく効くとされています。
「飛陽」「崑崙」はつまっている鼻と同側の足を処置することが効果を高めるコツです。

アレルギー体質の人は、背中で首の根元近くにある「大椎」への鍼も効果的です。

自宅でできる鼻づまり解消法

鼻づまりが慢性的な状態となってしまうと、口で呼吸することが多くなって鼻腔の役割であるウィルスや細菌などの外敵から体を守ることが難しくなり、風にかかりやすくなってしまいます。また、睡眠の質が低下して睡眠中に十分な酸素の供給ができない状態となり、脳や体の疲れが溜まりやすい状態となってしまいます。
当院の鼻づまりに対する施術と合わせて自宅でもケアしていただけるとさらに効果的です。

鼻を温める

鼻を温めた濡れタオルを当てて鼻を温めると鼻粘膜の血流が良くなることで鼻腔が広がる状態となって鼻詰まりが解消されやすくなります。濡れタオルの他にも入浴中に洗面器などにお湯をためて鼻を近づけて呼吸するという方法もあります。

部屋の湿度を高める

空気が乾燥していると鼻の粘膜も乾燥しやすい状態で鼻詰まりの状態になりやすい状態となってしまいます。またウィルスや細菌、花粉、ハウスダストなども浮遊しやすい状態となり、それが風や鼻炎の原因となってしまうのです。

首の後ろや後頭部を温める

髪の生え部分の後頭部に鼻に関する重要なツボがあり、その部分を温めると鼻の通りが良くなることがあります。そのほか頸と肩の境目にあたる大椎というツボも温めると効果的です。その部分をぬれタオルで温めたり、就寝の際はネックウォーマーなどで首を冷やさないように心がけましょう。

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