年齢と卵子の数

精子と卵子の一番大きな違いは新しく作れるか作れないかです

卵子は生まれから一度も増えず、排卵しなくても毎月１００～１０００個減っていきます
年齢とともに老化しますが、そのスピードには個人差があります

【卵細胞の数】
〇生まれる前、胎児：７００万個（一番多い）

〇出生時：２００万個

〇初経の頃：２０～３０万個

〇閉経：ゼロ

２０代の場合

２０代の卵子の老化は穏やかなので通常妊娠率はほとんど下がりません。
将来妊娠を望む方は、妊活を含めたライフプランを立てながら健康な体をキープする事を心がけましょう。

激しいダイエットや喫煙習慣、不規則な生活、性感染症などは不妊原因に繋がるので注意が必要です。

３０代前半の場合

３０歳を過ぎると徐々にですが卵子の老化が進んで行きます。

子どもを２人以上考えている方は、そろそろ妊娠を優先させた方が良い時期と言えます。
独身・既婚に関わらず定期的な婦人科検診やブライダルチェックをおすすめします。

３０代後半の場合

３５歳を過ぎたころから卵子老化のスピードが上がっていきます。
妊娠を強く希望される方は、妊活を最優先にするべき時期です。
自分にとっての「妊活」の位置づけを見直し、一年一年を大切にしてください。
妊娠する力には個人差があり、一人目妊活と二人目妊活でも少し違ってきます。

４０代の場合

有名人の４０代妊娠のニュースを見ていると「自分もまだ大丈夫」とそんな気がしてしまいますが、実際の妊娠率は低く待っています。
妊娠を希望するのであれば、直ぐに婦人科を受診しましょう。
身体と心の疲れが溜まらないよう環境を整えながら妊娠を目指します。

ご夫婦がどうありたいか、どこまで、いつまで妊活を続けるのか話し合うことも大切です。
自然妊娠を希望される方も、婦人科の検査は定期的に行う事をおすすめします。

年代別

女性の平均初産は３０．７歳
２０年前に比べて３歳以上上昇しています。
不妊症で悩む夫婦は５．５組に１組と年々増えています。
近年一番多く出産をしているのは３０～３４歳の女性で、年間約３０万人
４０代女性の出生数も約５万人となっています。