鍼灸院多い複雑化する心の病気/三軒茶屋エリアの鍼灸院といえば三茶はりきゅう院

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鍼灸院多い複雑化する心の病気

三軒茶屋にある鍼灸院で多く診られるうつ病や適応障害など心の病気をコラムで書きました。複雑化してきた心の病気を東洋医学の観点から原因を考えてみました。

現代社会を反映する心の病

鍼灸院に来られる精神疾患のタイプが昔と今で変わってきています。ひと昔前は心の風邪と言われたうつ病も次は新型うつ病と言われるようになってきて、さらには適応障害など他の疾患と併発してうつ病が発症することも多くなってきたので複雑さが増してきているように思えます。

心の風邪と軽い表現とは全く違いうつ病になると本当に身体が思うようにならなくなるばかりか症状が長く続くことや再発など人生に大きく影響します。
ひと昔前に新型うつ病が知られるようになってきたときも好きなことは出来るが嫌いなことは出来ないといった症状が人の甘えのように会社が拒む体質も大きな問題だったと思います。

心の病を書く時によく思うのが、もっと周囲の認知が高まれば当人が苦しまなくなることや症状が重くならなくなるのにと。
周囲が認知して理解を深めてくれるだけでも当人がどれだけ楽になれるか知ってほしい意味でもコラムを書いています。

就職氷河期からコロナ禍

若いころから競争が激化して将来への不安が増し始めたのが就職氷河期だったと思います。今までは大丈夫と思っていた常識が一変次の日から全くの見通しがつかない怖さに変わったタイミングだと思います。このような心の負荷は社会によって大きく作用します。
今では当たり前のように情報が大量に得られるので自分と周囲の識別が上手く働かなくなり自己評価と社会評価のズレで自滅してしまうタイプや大量の情報に頭が追い付かなくなって脳疲労が増して発症するタイプなど一つ前の社会状況と現代社会では全く心のストレスが変わっています。

鍼灸院にも適応障害で来院される方が増えてきています。適応障害と聞くと社会に上手く順応出来ないのかなって一般的には思われてしまいますが、実際に来られた方の症状を診るとほとんどうつ病と変わりないように思えるほど重い状態です。
リモートワークが多くなって利便性や効率が上がりましたが、無駄だと思えた会話やちょっとしたコミュニケーションがなくなることで孤立化が強くなり当人だけがストレスで押しつぶされてしまうケースをよく聞きます。
会議の時間が短くなったと生産性だけの面でみて結論に至るとその分の何かを同時に失っていることもしっかりと見つめなおさないと大きな障害が生まれてくると医療の観点から危険を感じます。

心の問題で大きい要因が病の強さ

心の病で大きなポイントになってくるのが病の強さです。東洋医学では病邪と言います。
病の勢いが強いといくら治療に通っても良くなりません。食生活や生活習慣の乱れなどは目に見えて治せるので心以外の症状はある程度アドバイスで病の勢いを下げる事が出来ますが、心の病の場合は周囲の認知が一番重要になってくると思います。
周囲とは会社や企業も指しますし夫や妻など家族も本人から見たあらゆる周囲の人々です。

ストレスとは本人がストレスだと思うモノから遠ざける事や逃げる事が一番早い解決法になります。
嫌な上司が居れば部署を変える。毎日の献立や食事が負担なら今後一切食事を作らなくする。親が問題を起こすなら連絡を止めるといった具合に遠ざける事や逃げる事が病の勢いを下げる一番早い方法です。
またこのようなストレスがどこからかかっているのか簡単に分かればいいのですが、本人がストレスと認識されていないストレスも多いです。
鍼灸院で診る時はなるべくコミュニケーションを図り本人の生活を聞き出すことも重要視しています。
本人が理解されていないストレスを見つけてアドバイスする事で症状が緩和するケースを多く見てきました。

周囲の認知が進めば本人がストレスに感じている点を環境から変えてあげられれば一段階以上症状が緩和すると思います。

心の病と鍼灸施術

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たった一度のご来院でも、我々の専門知識と確かな技術でお客様のお悩みの症状に対する概念を、きっと変えられると思ってます。
是非一度お気軽にご相談ください。

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