手根管症候群の鍼灸施術/三軒茶屋エリアの鍼灸院といえば三軒茶屋α鍼灸院

お電話でのご予約
03-6805-5351

手根管症候群の鍼灸施術

手根管症候群とは?

手根管症候群とは、主に手のひらや手指の痺れや痛みを特徴とする疾患です。
特に20〜80代の女性に発症しやすく、好発年齢は50代です。

心当たりがないのに手のひらや指の痛み、痺れが出てきたら、もしかしたらそれは手根管症候群かもしれません。

手根管とは手首の手のひら側にあるトンネルで、手根骨という骨と屈筋支帯という筋膜様組織によって作られています。
このトンネルの中に正中神経という、手のひらや手指を支配する神経が通過しています。

この手根管が何らかの原因で狭まると、正中神経が圧迫され、手のひらや手指に痛みや痺れを引き起こしてしまいます。

手根管の中には神経の他に指を曲げる筋肉(浅指屈筋、深指屈筋)や親指を曲げる長母指屈筋が通るため、これらの腱の滑りが悪くなることで、腱鞘炎や手指の動かしづらさなども併発する事があります。

手根管症候群の主な症状は以下の2つです。

①知覚障害

正中神経の圧迫により、初期には中指や人差し指の痛みや痺れから始まります。
そのうちにどんどん広がっていき、最終的には正中神経の支配領域である、親指から薬指の半分にまで痺れが出てきます。

②運動障害

症状が進行すると、正中神経の支配を受ける母指球筋(親指の付け根の筋肉)が萎縮してきて、機能障害を引き起こします。
母指球筋は4つの筋肉から成りますが、親指を曲げたり、OKサインを作ったり、他の4指と一緒に指先でつまむ動作などが困難になってきます。
そのため細かい作業が出来なくなり、日常生活に支障を来してしまいます。

手根管症候群の原因とは?

手根管症候群の原因ははっきりしていない事が多いのですが、手の使い過ぎによる炎症、肥満や妊娠や甲状腺機能低下症などによる浮腫、糖尿病や関節リウマチなどの全身性疾患が原因で、手根管が狭くなり神経が圧迫される事で引き起こされると考えられています。

しかしこれらはこれまでの医学で考えられてきた原因ですが、これらでは説明出来ない事も多く見られます。
そこで最近では筋膜に異常があるために起こっているのではないかという事が分かってきました。

実は手根管の上を覆っている屈筋支帯というのは、筋肉を包む筋膜の一種であり、前腕や上腕、体幹の筋膜との連続性がある事も分かっております。
そしてそのどこかの筋膜が硬くなり機能障害を起こすと、そこから連続している手根管を緊張させ痺れや痛みを引き起こしてしまいます。

手根管症候群の一般的な治療法

基本的な治療として手首を動かさず安静にし、装具を用いて手首が曲がり過ぎないようにする事もあります。
その他に消炎鎮痛剤やビタミン剤などの服用、湿布などの保存療法が行われます。
重症の場合やこれらの治療に効果がない場合は手術を行う事もあります。

手根管症候群の東洋医学的考え

手根管症候群に限らず東洋医学において、痛みが起こる原因は大きく分けて2種類考えられます。
1つは何らかの原因により経絡の流れが悪くなるために起こる痛み(不通即痛)、もう1つが栄養やエネルギーが不足し経絡が栄養されないために起こる痛み(不栄即痛)があります。

経絡とは「気血」というエネルギーや栄養を全身へ巡らせる通路であり、手根管には「肺経」「心経」「心包経」が通っています。
ですのでこららの臓器が弱かったり機能異常がある時に手根管症候群になりやすくなります。

話は戻って、経絡の流れが悪くなって起こる痛みは、例えば寒く風のあたる環境に長時間いた時に「風寒の邪」に当たってしまったり、湿度の高い環境で「湿邪」に当たってしまったり、手首や手指を酷使したりすると、これら経絡の気血が滞り痛みが起こってしまいます。
また持続的なストレスを受け続けたりすると「肝」機能が低下し、気血を全身に巡らせる事が出来なくなり、同様に滞りが生じてしまいます。

こう言ったケースでは、それぞれの原因を取り除く効果のあるツボを使って「邪気」を取り除き、また局所のツボや「肺経」「心経」「心包経」のツボを使って局所の気血の流れを改善する治療を行います。

栄養不足やエネルギー不足によって起こる痛みの場合、それらが不足してしまう原因の治療を行います。
状態にもよりますが、多くは「脾」「腎」という臓器の機能低下によって起こります。
これらの臓器はエネルギー生成に深く関わり、まだ持続的なストレスや加齢によってどんどん機能が低下していきます。
ですのでこれらの臓器の機能を改善させるツボを使う事で根本的な体質改善を行う事が重要です。
その上で上記の経絡上のツボを使い、局所にエネルギーが集まるような治療を行います。

手根管症候群に対する三軒茶屋α鍼灸院の治療

三軒茶屋α鍼灸院の治療は大きく2つの側面から行って行きます。
1つは上記に挙げた東洋医学的側面から診た治療、そしてもう1つがトリガーポイント治療です。

東洋医学的な治療は上記にある通りに行っていきます(全員に必ず行うわけではなく、体質を診て手根管症候群に深く関わっているケースでは併用していきます)。

トリガーポイント治療とは、先程お伝えした手根管症候群の原因になる屈筋支帯や、手のひらや手指に痛み痺れを引き起こす前腕の屈筋群に形成されたトリガーポイントを緩めていく治療になります。

トリガーポイントとは筋肉内に出来た頑固なコリや筋肉を包む膜(筋膜)の歪みの部分です。
これらは筋肉の使い過ぎや筋膜が引っ張られた状態での負荷がかかる事で形成され、トリガーポイントが形成されると痛みを発生させます。
屈筋支帯も筋膜の一種と考えられていて、トリガーポイントが形成されると手根管症候群のような症状を引き起こします。

また手根管症候群の原因にも挙げましたが、手根管を覆っている屈筋支帯は前腕や上腕、体幹の筋膜とも連続性があり、これらの部位の筋膜に異常があると屈筋支帯の動きも制限され、痛み痺れを引き起こしてしまいます。
そのため屈筋支帯や前腕だけでなくそのような部分の治療も同時に行っていきます。
ですのでそれらの部位を丁寧に触診し、合わせて緩めて行きます。

このように局所だけでなく、手根管に影響を与える部位を含め、全体的な治療を行っていくことで、痛みの改善はもちろん、再発しづらい体づくりができます。